カテゴリー「MrsBの日記」の記事

2009年11月 9日 (月)

ドイツ旅行(2)

朝食時に前日に訪問した会社でのお昼の会話を思い出しました。社内にあるカフェテリアに案内されフルコースの食事が運ばれてきた時「お昼はいつもこうですか?」と案内してくれたR氏に聞くと「ドイツでは、朝は皇帝の食事、昼は王様の食事、夜は貧乏人の食事と言い、朝と昼を重要視します。これはフランスとは逆ですね!」と笑いながら言われた言葉が印象的でした。

今朝もまた昨日の朝食と同じように皇帝の食事がブレックファースルームで始まりましたが、喜んでばかりはいられません。このような食事が毎日続いたら、危険!と前日より控えめに食べたつもりでしたが、それでも「4皿も!」と夫は目を丸くして、言いました。

朝食後は、再び街に探検に出掛けました。昨日黒い猫がいた坂を黒猫坂と称してその坂を通ることにしましたが、その日の朝も同じ黒猫がこちらの様子をじっと伺っています。赤い首輪をつけたスタイリッシュなその猫は、突然小鳥を見つけると猛烈なスピードで追いかけ樹にまで駆け上がっていったのです。野性むき出しの黒猫の迫力に驚きしばし眺めていましたが、少し寒くなりカフェに入ったのです。

Kuronekozaka
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2009年11月 8日 (日)

ドイツ旅行(1)

夫の仕事のお伴でドイツのWetzlarという町に行きました。朝9時半に自宅を出たのに、Wetzlarのホテルに到着した頃にはすっかり陽も落ちて、時計は既に夕方の6時を回っていました、9時間の長旅です。翌朝は早く起きて朝食をとりにブレックファーストルームに。卵料理、ソーセージ、トマトサラダ、それにホームメードのジャムも美味しくて、お腹いっぱい食べた後は街を探検に出掛けました。

Wetzlarは坂の多い街で、そのため階段がいたるところにあります。そして人が独りやっと通れるような細い急な階段が随所にあり、その先がどうなっているのか行ってみたい衝動にかられます。その内の一つの細い階段を下りると商店街に出て、その先には川が流れていていました。軒を連ねる建物は、その一軒一軒の形やデザイン、色が異なっているのにも拘わらず、全体として調和して見えたのは不思議です。

川の流れに沿って歩いていくと公園があり、朝早いせいか人の姿はなく静かで、空気はぴーんとしてイギリスの私達の町とくらべると冷たく感じます。樹木はすっかり紅葉して鮮やかで、ところどころに野草が花をつけていました。自然を眺めた後はホテルに戻りましたが、その途中に立派なカセードラルがあり、アカデミックに見えるこの街には、ゲーテが住んでいたこともあると知り嬉しくなりました。

Wetzlar1
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2009年11月 1日 (日)

雨、のち曇り、晴れ

金曜日の深夜から降り始めた雨は土曜日の朝も降り続いている。大きな傘を持ちレインコートにブーツと完全防備で郵便局に出掛けたら、なんと霧雨にかわってしっとりとした空気で暖かい。明日から11月とは信じられない気温で、足取りも軽く帰宅しました。すると夫が「6月中旬並みの気温で18度!」と教えてくれました。

午後から今度はカミソリの刃を買いに出掛けました。これはひげ剃り用ではなく、キッチンの電気調理器の汚れを取り除くためで、夫は「シェービング用のクラシックなものを買ってきて!」と言いながら、使い古しを見せてくれました。Bケミストならきっとあるよということで、Bケミストまで行くことにしました。

Bケミストの販売員に「カミソリの刃ありますか?」と聞くと置いてある棚に案内してくれました。5種類程のカミソリの刃の中に目的のものが一種類だけあり、「これは両刃ですか?」と聞くと、「その通り、とっても良く剃れますよ!」と言う。そして「英国で一番の品質、2度剃りするといいですよ!」と言われて、私は笑いをこらえながらバスに乗りました。

Seagrey
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2009年10月31日 (土)

ティディベアー

古本屋さんを漁っていたらティディベアーの本を見つけました。"THE LITTLE BOOK OF TRADITIONAL BEARS"というタイトルの小さな本で、ハードカバーです。ティディベアーの写真と作られた年代や国名、特徴などが一目で分かり、ドイツやアメリカ、英国、オーストラリア、フランス、日本のティディも載っています。ティディ好きの知人Wに見せると、ため息をついて「良い本を見つけたわね!」と羨ましそうに言いました。

どのティディにも名前がついています、例えば1940年に作られた英国のティディベアーはBIG BEN、Chad Valleyで生産され背丈は107cm、丸い顔と目に特徴のあることがわかります。1930年代の大恐慌下で作られたフランスのMAURICEは、モヘアではなくフランネル製で経費を節約したティディです。夫がそれを見て「今の時代にぴったりじゃない?」と。

Wは長男が生まれた時に自分でティディベアーを作ってあげたそうです。「どの位の大きさの?」と聞くと,この位と両手で教えてくれたサイズは30センチ以上はありそうです。「今も持っているから、今度見せてあげるわ!」と笑顔で言った後に「英国にはティディベアー専門店が沢山あって、驚くわよ!」と目を丸くしました。

Tradbears
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2009年10月28日 (水)

元軍隊の料理長

T食料雑貨店で野菜をみつくろっていると、ステッキをついた男性が「これはどのように料理するの?」と茄子を指差して聞いてきました。「スープに入れたり、焼いたりいろいろあるけれど私はディープフライが一番好きよ!」と応えると、「上手な英語だ!」と褒めてくれた後に「なんと言っても英国料理が一番だね!」と言いました。

「それならフィッシュ アンド チップス、知っているわ。」と言うと「アハハハ、アハハハ」と大きくのけぞって大笑いした後に、そうではないよという表情で「ローストポークにポテト、カリフラワー、人参、キャベツ、ブロッコリー、いいね!昔は軍隊で料理長を19年間していたよ」と言うので「お料理のプロ!」と驚くとまた「アハハハ」と笑いました。

「ローストポークはオーブンでどの位焼くんですか?」と聞くと「ミディアムより少し弱い火で、2時間半。」と応えました。それから料理用のリンゴの前まで行き「この皮を剥いて一緒にローストするとアップルソースが美味しいよ」と教えてくれました。「どの位のお肉で?」と聞くと「このくらい!」と両手を目一杯広げ、にっこりして料理長は立ち去りました。

Cookingapple
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2009年10月25日 (日)

Morning has broken

今日は小春日和、なんだかうきうきです。近所のスーパーに行く途中、前から歩いて来た男性がすれ違う時に帽子のふちを指で少し持ち上げてにっこり、私も笑顔を返しました。スーパーの買い物が終わってからお店の外にでると、先ほどの男性が大きなショッピングバックを下げてやってきて、こんどは笑顔を送ってくれました。

彼は私の後から歌を歌いながら歩いて来ます。それは聞いたことのあるメロディーでしたが題名が思い出せずに「なんだったかしら??」と考えている内に歌は聞こえなくなり、後ろを振り返ると彼の姿も消えていました。帰宅してお茶の支度をしていると、夫の口ずさむメロディーが聞こえてきて、それはまさしく先ほどの男性が歌っていたものです。「ねえ!それは何と言う歌だったかしら?」と声を弾ませて聞きました。

夫は「”Morning has broken”だけど、どうして?」と聞き返したので、道で会った男性の話をしたところ「この歌は自然に口からでてしまうことがあって、時々知らないうちに歌ってしまうんだけれど、もしかすると彼もそんな”気分”だったのかもしれないよ!」と言い、70年代のキャット・スティーブンスの曲だよと付け加えてくれました。

Morninghas
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2009年10月22日 (木)

電気屋さん(2)

電気屋さんがお昼をとっている間、私も料理を。フライパンを電気cookerの上にのせ火を入れ油をひき、”お菜箸”でベーコンやマッシュルーム、茹でたポテトを入れる様子を電気屋さんが見ていることに気が付きました。私が電気屋さんの方に振り返ると、彼はお茶を美味しそうに飲みながら手品を見物しているように目を凝らしています。

長い”お菜箸”を使って、マッシュルームを炒めたり、ポテトをひっくり返したり、ベーコンを掴んだりしている動作に驚いた様子です。以前英国人の友人がこのキッチンに来た時もこの電気屋さんと同じだったことを思い出しました。彼女は私がお箸を使う手元をじっと見てため息をつき「私には出来そうもないわ。不思議、よくできるわね!」を連発していました。

お昼が終わった電気屋さんの表情は、やってきた時よりづっと和らいだように見えましたが、それは美味しいお茶を飲んだ為か、手品を観たからか、またはその両方だったかもしれません。それから暫くして作業は終了し、後片付けをして帰って行きました。今回のことで家の中は全て電気で動いていて、電気なしでは生活出来ないということを思い知らされたのです。

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2009年10月21日 (水)

電気屋さん(1)

先週の月曜日、部屋の電気やスタンドのスイッチを入れて暫くするとチカチカと点いたり消えたり、冷蔵庫や冷凍庫の様子までおかしい、大変!と夫は電気屋さんに来てもらうことにしました。今日は待ちに待っていた電気屋さんの来る日ですが、朝から冷たい雨が降っていて、昨日迄のお天気とは様変わりです。

電気屋さんは約束の朝8時半頃アシスタントと二人で重そうな工具を一杯抱えてふーふー言ってやって来ました。そしてすべての電気を切り作業開始です。彼等は半袖Tシャツ一枚だけ、私はタートルネックのセーターにロングカーデガンとブーツ。それでも寒くついにはダウンのコートを重ね着。夫が電気屋さんに「この寒さなら、暫くの間電気が駄目でも冷蔵庫は大丈夫、ついてるね!」と話している声が聞こえてきました。

そうこうしているうちに、やっと一部作業が終了しお茶を湧かせるようになりました。キッチンで電気屋さんは「ここでサンドイッチを食べてもかまいませんか?」と夫に尋ね、「どうぞ、お茶でも入れましょう。ミルクとお砂糖はどうします?」と夫が聞くと、電気屋さんは「ミルクだけお願いします!」と嬉しそうに応えました。

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2009年10月20日 (火)

バスの中の会話

ショッピングの帰りのバスは空いていて、好きなシートに腰掛けることが出来ました。私の前の席には二人がけのシートに女性が一人、銀色の大きなウエーブの髪に陽の光があたりきらきらです。次のバス停から90歳前後に見える女性が乗り込んでくると、キラキラ女性は立ち上がり「まあー!」と彼女に声を掛け、隣の席を勧めました。

隣に腰掛けた老女は「お変わりない?今日は良いお天気ね!」と一通りの挨拶が終わると昔話を始めました。「どこそこ(聞き取れず)にピクニックに行った時はそれは素晴らしかったわ、今日みたいな良いお天気で!サンドイッチもビスケットも良かったけれど、何と言っても伯母さんの手作りのお菓子は特別だったわ!ねえ、ところで私の伯母さんご存知?」「いいえ」とキラキラ女性は可笑しそうに応えましたが、老女はそれにおかまいなしでピクニックの続きを一方的に話し始めました。

如何にも英国人らしい彼女の話振りにすっかり興味をそそられて、他人の会話に身を乗り出して聞いている自分のお行儀悪さを反省しながらも、でもどうにも止められませんでした。

Bus
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2009年10月13日 (火)

バスと乳母車

今日は青空で風もなくショッピング日和。昼食後バスに乗ってハイストリートまで行くと人、人、人です。ショップのウインドーには50%OFFや70%OFFと赤い文字が並び、どのお店も店内は大混雑です。仕方なくウインドーショッピングしましたが、強い日差しと人混みに閉口してすぐに家に戻ることにしました。

運良くバスはやってきましたが、乗り込むとラッシュアワーのような混雑です。バスには乳母車や車椅子用のスペースがあって、そこは折りたたみシートにもなっています。既に数人の乗客と2台の乳母車とその母親と父親がすわっていましたが、1つ空席があって腰掛けました。次のバス停から足の悪い女性が乗り込んできたので,私は席を立ちました。その次のバス停でまた乳母車と数人が乗り込むと、乳母車の父親や母親が機械仕掛けのお人形のように一斉に立ち上がり席を譲ったのです。

それから彼等は乳母車を椅子のスペースにぴったりと寄せ、その後ろに立ちました。後から乗ってきた乳母車の母親も同じようにしました。こうすることで狭いスペースに3台の乳母車が納まり、他の数人の乗客も腰掛けることができたのです。その様子を眺めていた私はすっかり気分を良くして帰宅しました。窓の外では鶴のように翼を広げた雲がゆっくりと飛んでいました。

Turu
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2009年10月 8日 (木)

鳩っと!

ショッピングからの帰り道のこと、家の前までくると路上に一羽の小さな鳩がいました。グレイブルーと白の混じったその鳩は、首を傾げながら私の目をじっと見ていました。

カモメが大きいので比較すると小さく見えるのかしら?と思いましたが、どうみてもふつうよりもやっぱり小さく小鳩のようです。私が近寄っていくと小鳩は歩道をよたよたと小いさな歩幅で歩きだしましたが、その目は相変わらず私を見ています。

さらに小鳩に近寄って行くと、小鳩は私を見ながら車道の方に歩いて行ったので歩道と車道の段差に足をとられて小鳩の体はぐらっと大きく傾きました。驚いた小鳩は両方の羽を僅かに広げましたが、すぐにもとに戻り辺りをきょろきょろ見回しました。その様子は人がよそ見をしてつまずく時の仕草とそっくり、思わず笑ってしまいました。

Hatoto
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2009年10月 6日 (火)

雨上がり

明け方から降りだした雨は朝になっても降り続いています。「よく降るわね。こんな日に英国にやってきた旅行者はがっかりするでしょうね。」と朝食時の会話。

午後になり少し小降りになると「銀行まで行ってくる」と夫はレインコートに帽子で外出しました。暫くして夫は帰宅し、弾んだ声で「外はとっても気持ちがいいよ!」と言うので、「それなら私も!」と大きなショッピングバックと傘を持って外にでると、雨はぽつりぽつりと降っていましたが、空気はとても美味しい!
バスに乗ってスーパーまで行きました。ショッピングを終えて外に出ると、雨はもうすっかり上がり陽も射していて、帰りのバスも直ぐにやってきました。

バス停で降りて坂を下り教会の前の通りにでると、雨で洗われた路面はグレイの濃淡でクレヨン画のよう。教会の庭の芝生や生け垣はいきいきとしています。そこから左に曲がると目の前が海。空にはダイナミックなグレイと白の雲がもくもくとして、その下から金色の陽が射しています。玄関の前で私は暫く其の風景を眺めていました。

Umi

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2009年10月 5日 (月)

ピンクのバラと赤いベルト

3ヶ月ぶりにやってきた知人のWは,前にもまして溌剌とした様子です。彼女は少し短くしたヘアーカット、幾分スリムになったボディに茶色と黒のコーディネートがよく似合っていましたが、どうもそれだけではなさそうです。「夏はどうだったの、楽しかった?」など聞かれたので、それに応じた後で「あなたはどんな夏を過ごしたの?」と聞き返すと、彼女は待ってましたとばかりに話し始めました。

息子夫婦がやってきて1ヶ月間も滞在して帰っていったこと、友人達と観た映画の話、ボーイフレンドとキャンプカーでGoodwoodに行ったこと、とりわけGoodwoodでのお話に花が咲きました。「そこのイベントはRevivalがテーマだったので一昔前の服装で皆参加したのよ。私は黒いバギーパンツに四角い襟開きの黒のTシャツ、それにとっても柔らかい革製の黒のシャネルジャケット、それに黒のクロッシェ帽に大きなピンクの花をつけて、バギーパンツには赤いベルト、40年代調で決めたの!」

それから一息ついた彼女はにっこり笑って、「会場にいた数人から素敵!と言われたわ。」といかにもそれが夏のハイライトだったかのように嬉しそうに話してくれました。そして「来年の夏も必ず行くつもり、きっとあなたも気に入ると思うわ。」と最後に付け加えました。

Pinkflower
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2009年9月30日 (水)

秋の夕焼け

昨日も今日も夕焼け空で暮れました。夕焼けはオレンジや赤色と相場がきまっているように思いますが、昨日も今日もここの夕焼けはピンク色でした。

夕暮れ時になる前の未だ明るい空には薄いピンクとブルーの雲が広がっていて、暗くなるにつれて濃いピンクとブルーに変り、そして折り重なったグラデーションはついに暗闇となり夜の帳がおりました。

夫は「夕焼け空は晴れの予兆、朝焼けは悪天候の予兆」と言い、英国人の友人も同じことを言います。
私にとって夕焼けは、明日もまた幸せな一日になる予兆です。

Autumnsunset
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2009年9月26日 (土)

時差3日目

こちらに来てから今日で3日目。着いた日も翌日も今日も青空、海はとても穏やかです。屋根の上のシーガル達は、時々鳴き声をあげますが、いたっておとなしい。窓を開けると爽やかな風が入ってきて気持ち良く、思いっきり深呼吸。

裏のバス停で待っていると、通行人は真夏のようなスタイルで闊歩しています。コットンのコートにマフラーと私のように着込んでいる人は見当たりません。年配の人はきっとコートを着ている筈と思って見渡しても、彼等もやっぱり夏の服装。

9月もあと4、5日で終わり。早朝の光はクールで秋を感じさせてくれますが、昼間は未だに夏のような強い日差しが残り、風だけがひんやりと抜けて行きます。

3rdday
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2009年6月13日 (土)

6月のレインボウ

キッチンで夕食の後片付けをしていると何やら騒いでいる声が外から聞こえました。窓から海の方を見ると大きな虹が架かっていてレインボウカラーがはっきりと見えます。海岸通を歩いている人々が立ち止り、携帯で写真を撮ったり、車から降りてきた人達で海岸通はたちまち大にぎわい、フランス語まで聞こえます。

それから虹は双子のようにもう一つうっすらとかかり、その上にふわりふわりと雲がでてきてそれはもうファンタスティックな景色です。じっと見ているとその雲が少しずつ動くのがわかり、まるでムービーを観ているようです!うっとりと見ていると虹はやがて20分間ほどで跡形もなく消えてしまいました。

Rainbow
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2009年6月11日 (木)

夜のシーガル

鳥目という言葉があるのでシーガルは夜を苦手かと思っていたらそうでもないようで、我が家の屋根に巣を作っているシーガル達は夜の12時を回っても、ぴーぴーと鳴いています。一体全体何時迄起きているのか確かめたいと思いますが、いつも私の方が先に眠くなってしまいます。

朝6時半頃に起床すると、もうぴーぴーと鳴いています。生まれたばかりのひな鳥がお腹をすかししょっちゅう鳴いていて,その都度親鳥が食べ物を運んできているのでしょう。その後暫くは静かになり、また再びぴーぴーと鳴き出します。雨が降ると鳴き声はしないので、どこかに避難しているのかもしれませんが、どこに行くのかさっぱりです。

お天気だと朝も昼も夜も鳴いているのにカラスや鳩とは違い、少しも五月蝿くないのです。時には気が付くと、耳を澄まして聞き入っていたりする始末です。東京に帰ったらこの鳴き声は当分聞けないなと思うと、少しセンチ。この夏にはヒナも成長し、屋根の上でどしん、バタンと音をたて、大きな声で鳴いているかもしれません。

Seagull
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2009年6月 9日 (火)

Do it your self

知人のWは4年程前に家を購入し、会う度に其の家のリフォームをすべて彼女自身でやっていると言っていました。「壁をペイントしたり、床のタイルを敷いたり、キッチンやバスルームを新しくしているから大変なの!専門家に頼むと高くつくから自分でやっているわ、時々ボーイフレンドも手伝ってくれるけど」と嬉しそうに話していました。そして完成したらご招待するわ!と言っていましたが、なかなか実現しませんでした。

それが昨日昼食に招待されて、やっと実現したのです。1618年に建ったというもうすぐ400年になろうかという小さなコテージで、裏庭もあります。その庭もレイアウトから植木まで1年かけてやっと完成したそうですが、そこにはバラは勿論のこと季節の花々が色とりどりに咲いていました。

一階はキッチンとリビングルーム、その床に敷かれたテラコッタのタイルはまるで専門家のような出来映えですが、細かいところ迄配慮された仕上がりぶりは”DIY”ならではと感心しました。二階にはベッドルームが2つとバスルーム。どの部屋もとっても個性的でチャーミングです。昼食後村をお散歩しましたが、村は一望に見渡せるほどのサイズで、小さな橋の架かった小川もありまるで童話にでてくるビレッジのようでした。

Diy
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2009年6月 7日 (日)

ミュージアム

知人から「とっても景色がよくて、面白いミュージアムもあるから行かない?お昼はその近くのパブで!」と電話がありました。ミュージアム?どんな美術館?と楽しみにしていた当日、知人夫妻は車でB駅から私達をピックアップしてくれました。そこから途中のパブまでドライブして昼食。パブには広い芝生の庭があり草花や樹々に覆われています、ところどころにパラソルがあってその下でお食事。もうすっかり夏です。

パブを出てアップダウンのいかにもカントリーサイドを走ってミュージアムに着くと、そこはまるで国立公園のような広大な土地でした。11世紀中から19世紀までの建物をそれらが在った場所から運んできて、リビルトして保存しています。ノルマン、ミドルエイジ、チューダー、スチュアート、ジョージアン、ヴィクトリアンと英国の建物の特徴が判ります。地図を片手に、歩いても歩いても見学は果てしなく続きます!

途中ケーキとお茶で一服。そこに沢山のアヒル達がやってきてケーキのくずが落ちるのを待って、黄色いくちばしでつっつきます。アヒル達と遊んだ後は、また見学。ミュージアムの敷地には大きな池や小川や水車もあって、水車で挽いた小麦粉も売っています。こんなミュージアムがあるなんて!まるで小学生の遠足気分、ルンルンの午後でした。

Museum
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2009年6月 2日 (火)

日曜日の夏

朝外出から戻ってきた夫は「商店街で、屋台の準備をしていたけれど。」と言うので10時のお茶の後に見に行くことにしました。通りにでると沢山の人達が作業をしていたのでその内の一人に何時から?と聞くと11時からと笑顔で応えてくれましたがどの屋台も目下準備中なのでとても予定通りに始まりそうにありません。

屋台の店主達の多くは若い人達で、彼等は楽しそうに準備をしています。車のバンにフランスの旗をたて飲み物やパンを置いている屋台の店主はお茶の準備、その隣の屋台にはいろいろな柄やデザインのエプロンドレスを女性3人で飾り付けの最中です。”B peach”と大きく書いた入浴剤の屋台もあったり、古着屋さんや古道具屋さんもありお店はさまざま。バーベーキューの屋台からは美味しそうな匂いが漂ってきます。

いつも乗るバス停のある道路はバスも車も通行止めでにわか歩行者天国です。このうだるような暑さの中で(とは言っても21、2度ですが)、にわかステージのバンドの演奏を待つ人達や、道端に座りこんでピザを食べたりジュースやビールを飲んで談笑しているこの大勢の人達は、一体何処からやってきたのでしょうか?5月最後の真夏のような日曜日を誰もが楽しんでいるようで、とにかく其のエネルギーに圧倒されてしまいます。

Festii
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2009年5月31日 (日)

summer sunshine

朝からとっても良いお天気だったので、昼食を終えてからスーパーにお買い物に行くことにしました。バス停で待っていると、ベアトップやタンクトップの女性達が申し合わせたように真黒い大きなサングラスをかけて通り過ぎて行きます。上半身裸で短パンの男性も大きな黒いサングラスをかけて大股でバス停の前を横切って行きました。

暫くするとバスがやってきたので乗り込むと運転手さんも大きな黒いサングラスをかけています。定期を運転手さんの目の前に差し出すと、サングラス越しに見てから「ありがとう!」とにっこりしました。バスの乗客は数える程しかいませんでしたが全員が黒の大きなサングラスです、窓の外を見ると通りを歩いている人達もサングラスです。

バス停で降りて、スーパーSの店内に入ると大きな黒いサングラスが山積みになり”Sale”の文字が大きく書いてありました。レジで私の前にいた男性は,彼の番になるとやおら黒いサングラスを頭上に押しやって支払いをすませ、その後サングラスを捜すような素振りをしたので、彼の頭上のサングラスに視線を送ると、彼は気が付き照れ笑いをしながら出て行きました。ここでは夏の青空は白い雲と黒いサングラスを連れてやって来るのです。

Summer
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2009年5月27日 (水)

マーケットのレンブラント

オランダ人の知人Yに「オランダの代表的な食べ物は?」と尋ねると暫く考えてから「クロケット!」と返ってきました。それを聞いていたもう一人の知人は「クロケットのオリジナルはフランス!」と言うとYは笑いながら「代表的な料理なんてないかもね!」と言い直しました。「ところで代表的な画家は知っている?」とこんどはYが聞いたので「レンブラントでしょう!」と応えると少し嬉しそうに頷きました。

お散歩の途中にマーケットがあって、テントの下のお店には絵やエッチング、彫刻、刺繍、工芸などを並べて創作者自ら売っています。其の中に油絵を並べているお店があり、夫が目の前の絵を見ながら「レンブラントの肖像画のようですね!」と言うと「そうレンブラントです!」といかにも光栄といった感じで応えました。

この若い絵描きさんは「写生したり写真に撮ったものからは描いていません、心の中にあるものを描いているのです。」と言い、さらに茶色は暖かい色です、そして自分の名前も同じブラウンですと笑顔で言いました。絵に描かれているレンブラントの顔は影の部分が多く光が僅かにさしているように見えます。「この次に会った時にはもっと高価になっていますね!」という夫の言葉に「そうありたいものです!」とにっこりしました。

Ams2
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Amsterdam

週末アムステルダムに行くことになり、オランダは初めてなのでわくわくでした。当日はお天気も上々で幸先の良いスタートです。空港もヒースローではなくガトウイックから行けるので私達にとってはとても便利、そこからBAでアムステルダムまで45分のフライトです。アムスはイギリスよりも寒いと聞いていたので、長袖カーディガンの上にコート、そしてブーツをはいて出掛けました。

アムスの空港内はひんやりでしたが、一歩外に出るとすっかり初夏の日差しです。タクシーの車内は暑く沢山着込んできた私はもう汗だくだく。高速を抜けカナール(運河)に沿った細い道を暫く走ってからホテルに着きました。4つ星のホテルは17世紀商人の家を改造したもので、インテリアも17世紀風を模しています。部屋の外を流れているカナールには観光客をのせた大小のボートがひっきりなしに通り過ぎていきます。

通りのカフェやバーにはTシャツにスニーカー姿の人々がたむろして、ビールやワインを飲んでいます。ときおり観光用の馬車がひずめの音をたてながら石畳の細い道を走りぬけ、貸し自転車に乗った人が次々に通り過ぎて行く様子はいかにもオランダですが、ホテルの界隈でチューリップや風車を見ることはありませんでした。

Ams1
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2009年5月16日 (土)

cucumber

baby cucumberでお料理をする度に思い出します。それは数年前の冬にT食料品店に行った時のこと、キュウリに手をのばそうとすると「駄目駄目、そんなの買っちゃ!目の前の小さなキュウリのほうがずっと美味しい!それに安い!」という声が聞こえました。驚いて辺りを見回すと近くにいた販売員も私と同様に驚いて辺りをきょろきょろしていました。

声はどこから?とあちらこちらを見回していると中年の男性が現れました。彼はシーサイドでは滅多にみないグレーのスーツ、被っていた帽子のふちを指で少し持ち上げて会釈すると、たちまちいなくなりました。そして近くにいた販売員は幻影を見たかのような顔でポカンと突っ立ったままでした。

その時は小さなキュウリを買う気にならず、いつものを買って帰宅しました。でもそのことが頭の隅にあり、暫くして思い切って小さなキュウリ(baby cucumber)を買い料理してみたところ、夫は「これは普通のキュウリよりはるかに美味しいね!」と言いました。それ以来我が家はすっかりbaby cucumberのフアンになったのです。

Cucumber
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2009年5月13日 (水)

どちらまで

隣町からの帰途バス停にいると、そこに一人老齢の女性がやってきました。小柄な彼女はバスの時刻表を見るため少し背伸びをし顔を近づけましたがよく見えないようで、次には眼鏡を少しずらしたりしている様子を夫は見かねて声を掛けました。「どちらまで、helpしましょうか?」と言うと、彼女は夫の顔をまじまじと見て次に私を見ました。

少しの間を置いてから「(英語が)話せるの!」と驚いたように言いました。夫はにっこりしながら「どちらに?バスの時間を見てあげましょう。」と言いながらタイムテーブルの前に立つと彼女は「読めるの!」といかにも感動したように言いBまでと応えました。「Bなら私達も同じ」と私。「後7、8分でバスはやってきますから、ベンチにでも腰掛けていたら如何、バスが見えたら声を掛けてあげますよ」と夫がいうと顔をほころばせ小さな声で「Thank you!」と言いました。

暫くしてバスがやってくるのが見えたので夫は彼女に声を掛けました。彼女はにこにこしながら私達の方にきたので「お先にどうぞ」と言うと嬉しそうに乗り込みプライオリティーシートの一番前に腰掛けました。バスが目的地に着き先に降りた彼女の背後から「Good by」と声を掛けると彼女は立ち止まり、はにかむように「Good by」と手を振ってくれました。

Busstop
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2009年5月12日 (火)

food & hood

一度おぼえてしまった発音を正しく憶え直すことは、以外に難しい。日本語の中の横文字言葉をこちらでその通り発音しても、なかなか判ってもらえません。数日前知人がやってきて「私の家の方はとっても良いお天気だったのにこちらに来たらすごい雨!」「濡れたの?」と私。「車にキャンプ用のこれがあったから」と彼女は防水コートを脱ぎながら言いました。

「フードはないの?」と聞くと彼女は「??」怪訝そうに私の顔を見つめたので又繰り返し聞きました。すると又もや「??」。今度は「そのコートにフードは付いていないの?」と聞くと彼女は大笑いしながら、「フードではなくフッド!フードは食べ物。」と言われました。

大爆笑の後で、なかなか「フッド」と言えないでいると彼女は「日本語で頭にHの付く言葉はない?」と聞くので咄嗟に「HASHI」と応えると「そうそう、その言葉を言う時のような口の開け方で」と教えてくれました。そこで「はし、ふっど、はし、ふっど」と数回繰り返してから、「これでどう?」と聞くと「パーフェクト!」と返ってきました。

Hood
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2009年5月 8日 (金)

ぱらぱらとページをめくり、読み易そうな本(知らない単語の少ないもの)で可愛いいイラスト付きの本を見つけては、片端から買ってきて机の上に高く積んでいます。それらの表紙や背表紙を見ているだけでもう楽しくて!
今読んでいる本は「Sleepy Time Tales」というタイトルの本で、そのタイトルの頭には”best loved”となっていたのが気を惹きました。

これは3センチもある分厚い本で、表紙には熊や象、リス、カンガルー、ティディベア、ピエロと一緒に置き時計のイラストが描いてあります。その針は夜の9時を指しているので、私もその時間にこの本を読み始めます。26の短編で構成されていて、どの物語もとってもとってもスイート。

このような本を読んだ後には幸せな気分に浸り、ぐっすりと眠れます。きっと楽しい夢を見ているに違いない?と思うのですが何も思い出せません。でも朝起きた後も物語の楽しい余韻は残っていて、朝から気分よくスタートすることができるのです。

Apair
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2009年5月 6日 (水)

休日のクロワッサン

こちらは土、日、バンクホリデイの月曜日と合わせて3日間の休日です。かつてはバンクホリデイになると銀行は勿論のことショップはお休みしていましたが、最近ではスーパーなどが営業しているのでとても便利になりました。近所のスーパーは営業しているのかしら?と様子を見に行くとお店は開いていましたが、以外にお客は少なくどうも営業していない?と思われているようです。

私達はこのスーパーのクロワッサンがお気に入りで、いつも東京の倍はありそうな大きなクロワッサンを「美味しい!」と言いながらあっという間に平らげてしまいます。今日も焼き上がったクロワッサンがカゴに沢山残っていたので買ってきて早速お茶と時計を見ると未だ午後2時。でも待ちきれずお茶の用意をしました。

一口頬張った夫は「このクロワッサン昨日のじゃない?」、「いつもと違う!」と私。それでも二人とも全部平らげてお茶の時間は終わりましたが、その後にはheart burn(胸焼け)。「あのクロワッサンは一昨日焼いたのかもしれないね、油がすっかり飛んでいたもの!」と夫。慌てて梅干しをしゃぶったり、detox teaを飲んだりした私、休日のクロワッサンには要注意のようです。

Sundaycroissant
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2009年5月 4日 (月)

桜とチューリップ

友人のMからランチに招待されました。楽しみに待っていた日曜日の朝はどんよりとした空で、暫くすると天窓に当たる雨音が聞こえてきたので”ついてない!”とがっかりしていたら、出掛ける寸前には青空が見えてきて”ついてる!”と嬉しくなりました。バスでS駅まで行くと、そこに友人が車で迎えにきてくれました。

車は暫くの間黄色の菜の花畑が見渡せる細い道を走り、それから羊の遊んでいる牧場を通りすぎ、樹々や草の生い茂っている曲がりくねった道や樹の枝が重なり合いトンネルのようになった道を通り抜け、それからもう少し走って彼女のコテージに着きました。コテージの前の細い道には何台もの車が駐車していてハイカーの姿も見えます。

コテージに入ると彼女は「この家は外より中の方が寒いのよ」と首をすくめて言い、暖炉に火をいれました。彼女がランチの用意をしている間庭に出てみると、そこにはあちこちにお花が咲いていてこの前に来たときとは同じ庭でも別世界です。大きな八重の桜の樹からは満開の花が風に吹かれてひらひら、芝生をピンクの絨毯に変えていました。

Tulip
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2009年5月 3日 (日)

大道芸人

素晴らしいお天気に誘われて街に出ると、暫くぶりの快晴のためか大通りは沢山の人達で混雑していました。そこから細い路地に入り少し歩くと小さな広場になっていますが、周りはレストランやカフェ、洋服やアクセサリー、ハンドバック、ジュエリー屋さんなどが並び、ウインドーショッピングには格好のスポットでお気に入りです。

今日はその細い路地に入ったところで大道芸人がギターを弾きながら歌い、その隣にはチャップリンのような衣装とメイクのピエロが立っていました。彼はギターのメロディーに合わせるように身振り手振り、そして大きな目を左右に動かしていました。

少しのお金を寄付してから「写真撮っても良いですか?」とデジカメを見せながら聞くと、笑顔で頷いてくれました。ピエロはカメラに向かってそれまでとは違うポーズをしてくれましたが、私には最初にピエロを見た時の両手を広げ楽しそうにしているポーズの方がよかったのですが、でもピエロがカメラに向かってしてくれたポーズは、さしずめピエロのプレス用ポーズなのかもしれません!

Pierrot
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2009年5月 2日 (土)

A dog with a man

アメリカ大統領一家のポルトガル・ウオーター・ドッグが話題になっていて、ネットニュースにくしゃくしゃな毛の黒い犬が一家と一緒に写っていました。そのコメントに「この犬は白黒でまるでタキシードを着ているみたい」とありましたが、他の情報では「この犬は何世紀も昔にポルトガルの漁師によって飼育され、水中に潜って漁網を回収したり船の番をしたりする犬」とあり、流石大統領一家の犬になるとタキシードになるのかしらとへんに感心しました。

それ以来、今迄以上に犬のことが気になり始めました。夫は犬の種類を良く知っているので「あの犬は何犬?」と聞いていますが、それに対し「誰それさんの飼っているのと同じ種類」と記憶し易いように教えてくれます。が、なかなか憶えきれず犬の種類が多すぎると、自分の記憶の悪いことを棚に上げています。

先日もバスを待っていたとき手入れのゆき届いた毛並みの美しい犬が目に入りました。その横には黒のスーツで決め込んだ飼主がいて、犬に何か話しかけているように見えました。飼主が犬を引き立てているのか、犬が飼主を引き立てているのかそのどちらも当たっているように見えました。「ヨークシャーテリア!」と夫。飼主は私達が彼の犬に見入っていることが判ると、こちらににっこりと笑顔を振り向けました。

A_gog_with_a_man
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2009年4月30日 (木)

暴風雨が去って

先週の日曜日は暴風雨のようなお天気でした。大粒の雨が止み青空が見えてお天気になるかなと期待すると、またすぐに雨が落ちてきます。おまけに風で窓がぶーぶーと音をたてる始末で、とうとうその日の夜半からは大雨に。シーガルも流石に何処かに退避したようで鳴き声がありません。屋根をたたく雨音は、波の音や車の音をもかき消す勢いでした。

翌日の朝も雨は降り続き一向に止む気配がありませんでしたが、突然小降りになり風も収まってきました。お昼頃には空が明るくなり外出できると喜んだのもつかの間、又雨が降り出してきました。それからは降ったり止んだりの繰り返しで外出は諦めました。ところが午後のお茶の時間には雨も上がり、陽が射してきました。

窓からみえる空には帯状になった濃い灰色の雲と白い雲が、互いに覆いかぶさるようになったり次々に形を変える様子は、とってもドラマチィクで長い間見とれてしまいました。

April
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2009年4月27日 (月)

Weekend

知人から土曜日の夕食に招待されました。そこは私達のところから歩いて15分くらいのところで、海とは反対の丘の方に上がって行きます。私達は手みやげのワインをぶら下げて、まだ青空と明るい日差しの中を出掛けました。バス通りを抜けスーパーの角を右折し、すこし曲がりくねった坂道を上がって行くと、左側に私立学校があります。年季の入った建物は夕暮れの陽を背にいっそう古めかしく見え、そのグランドの青々とした芝生と対照的です。その景色をゆっくり眺めながらその道の先にある知人のフラット(アパート)に着きました。

玄関に立つと知人が窓のカーテン越しに顔を出し、笑顔で迎えてくれました。通されたリビングルームには既にテーブルセッティングがなされていましたが、他のゲストがまだ到着していなかったので私達にベットルームやバスルームそして裏庭を見せてくれました。キッチンを通り抜けて庭にでると、そこにはブルーベルやチューリップ、忘れな草などいろいろな花が咲いていて、小さな池には鯉が数匹泳いでいるのが見えました。

部屋も庭も大きくはありませんが、白を基調に収納もよく考えられていて簡素でコンテンポラリーです。そうこうしているうちに他のゲスト達もやってきて急に賑やかになりました。ご挨拶が済んでから白ワインで乾杯。それから部屋に飾ってあった知人自作の絵について暫く歓談し、それからやっと食事になったのです。

Weekendtable
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2009年4月23日 (木)

ケッケッケのシーガル君

朝早くそれも夜明け時、誰かが可笑しそうに笑っている声が聞こえてきます。眠い頭でぼんやり聞いていると、だんだんそれがはっきりとしてきます。人の笑い声には似てはいますが、どうも鳥の声のようです。妙な鳴きかたで4、5回繰り返した後にいつも聞こえなくなります。

この変わった鳴き声はこのところ毎朝聞こえてきます。一体全体どんな鳥なのかしら?今迄聞いたこともない鳴き声なので、見たこともない鳥の種類に違いないと、鳥類図鑑で捜してみましたが一向に判りません。

今日バス停でバスを待っていると、上のほうからケッケッケとあの鳴き声が聞こえてきました。声のする方角を見上げると向かい側の建物の屋根の上にシーガルが止まっていました。そのシーガルは右を見たり、下を見たり、左を見たりしながらケッケッケとあの声で鳴いているのです。「毎朝聞こえてくるあの笑い声!」とびっくり。慌ててデジカメを構えた途端、そのシーガルは大きなを翼を広げ飛び立っていきました。

Kekeke
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2009年4月22日 (水)

フレーム

バスに乗って街に行く時に、左手に見える一軒家があります。この家は2階建でその2階には窓が3つ、1階には入り口のドアを挟んで左右に窓があります。建物はクリームがかったベージュのレンガ造り、庭に囲まれて瀟洒な趣きがあります。この家に出入りする人や庭に人影をみたことはありませんが、いつも手入れがゆき届いています。

この家の前を通る度に「どんな人が住んでいるのかしら?」と気になり、暫く立ち止まって見ていても相変わらず人の気配はありません。庭のイエローグリーンの芝の周りには白やピンクのバラが大きな花をつけ、しだれ桜のような樹には未だ花はありません。

お散歩の途中この家の前を通り夫に「この家は素敵!」、彼は頷きました。この家の隣家との境に石で出来た背丈より高い紫色の塀があって、其の塀には小さな窓があります。「この窓を通してあの家の庭を見てごらん」と夫に言われたようにしてみると、その窓の右側には樹の太い幹、左側には草花とまるでフレームに入った絵のような眺めにみえたのです。

Thewall
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2009年4月18日 (土)

河童顔のベアー

隣街のアンティークマーケットに行ったら小さな陶器でできたベアーをみつけました。それはブルーのデニムのような帽子を被り両手を後ろについて、ちょっと生意気なポーズですましています。手に取ってみていると傍らで夫が「とても可愛いから買ったら」と勧めてくれました。売り主に「パディントンベアーですか?」と聞くとそれには応えてくれないで「これは知られたスコットランドの陶芸家のもので、最近人気があるのよ」などと説明してくれました。

帰宅して今買ったばかりのベアーをテーブルの上に置き、眺めながらお茶にしました。つくづく見るとなんだか不思議な顔をしたベアーです。鼻が尖っていて、目は黒くその周りはオレンジ色です。そして尖った鼻の両脇と体の真ん中に真っ直ぐな縫い合わせたようなステッチがあります。そして更に良く見ると手にも足にも縫い合わせたようなステッチがあり、全身はウールタッチにみえる短い毛で覆われています。

「カッパみたいだね!」と夫。手と足をみると熊に間違いなさそうですが、夫はこのベアーを見る度に「カッパ!」と呼んでいますが、くだんのベアーはこの不名誉なニックネームに怒ることもせず知らん顔をしています。

Kappa
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カーペット屋さん

朝9時半にカーペット屋さんが約束通りにやってきました。メゾネットの上下階を結ぶ階段にカーペットを敷くためで大きく重そうな道具箱を抱えてふうふう言いながら現れました。「それ、何処でもやりやすいところに置いて良いですよ」と夫。早速作業が開始され暫くすると一段落、カーペット屋さんは階段に敷くカーペットがもう届いている筈だからと、お店に取りに戻りました。

彼が居なくなった間に、階段を見に行きました。階段には一段ずつ分厚い防音材が張られ、その奥と手前には小さくシャープな釘がまるで兵隊さんの点呼のように整然と並んでいました。「階段を上がり下りする時は釘に注意して、それに引っかかったら大変!」と夫。

間もなくカーペット屋さんは戻ってきて、いよいよカーペットを敷き込む作業が始まりました。ハンマーの大きな音と彼の小さくハミングする声が一緒に聞こえてきました。「凄まじい音!階段は何段あったかしら?」とぼんやり考えている内に思っていたより早く作業は手際よく終了しました。階段のカーペットは見事に敷かれ、真新しいカーペットの香りがする上を歩くと、ふんわりとしていてまるで猫があるいているように静かでした。

Carpet
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2009年4月16日 (木)

Hawthorn (山査子)

今日はとても良いお天気になったので午後から夫とお散歩に。アパートを出てシーフロントを歩くとまるで真夏のような日射しです。強い日射しに耐えかねて私達は陽のあたらない裏通りを歩くことにしました。暫く行くと満開の桜の樹があり、その少し横で同じくらいの大きさの樹に濃いピンクの花が一面に咲いていました。「この花は奇麗だね!何と呼ぶのだろう?」私には判りませんでした。

「お茶しよう!」とカフェに入り、そこのウエイトレスさんに今撮ったばかりのデジカメの写真を見せて「この樹の名前判りますか?」と聞くと、彼女は笑いながら判らないと応えてから横に腰掛けている年配のお客に「この樹の名前判ります?」と聞いてくれましたが、彼も暫く考えていましたが結局首を横に振りました。そこで先ほどの樹のところにもどり誰かに聞くことにしました。間もなく車椅子の女性が其の敷地から出て来たので、「この樹の名前教えて頂けますか?」と彼女に尋ねました。

しかし彼女にも判りませんでした、その代わりに彼女は道行く人々に次々と声をかけて聞いてくれました、でも誰も判りません。そうこうしていると彼女は「ガードナーが来た!」と嬉しそうに大声でやって来た男性を呼び止め聞いてくれました。彼は暫く考え込んだ末に「うーん」と唸り「思い出せない??」と言いました。今度こそはと思っていたのでがっかりしていると、彼女は諦めずに又通行人に聞いてくれました。その通行人は立ち止まって花の樹をしげしげと眺め「Hawthornだと思う」と自信ありげに応えました。彼女は「そうね、Hawthornよね!」と笑顔になって頷いたのです。

Hawthorn
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2008年12月26日 (金)

謹賀新年

新年が明るい年でありますように

Happynewyear
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2008年12月25日 (木)

Tarot

クリスマスイブのお散歩にピア迄行ってみました。桟橋の入り口にはアイスクリームやクレープ、ドーナツ、ホットドックなどのお店があって、そこを通り抜けていくとカフェやパブそしてゲーム屋さんなどのお店が並んでいて賑やかです。更に奥の方に行くと今迄気が付かなかったTarotの文字が目に入り、そこには「人生、恋愛、仕事、その他悩み事をタロットで占います」と書いてありました。

タロット占い屋さんは一見幌馬車のような形の乗り物?の中で営業中。お客さんはいないようで時々外の様子を窺っている男性がどうもタロット占い師のようで、目があったらにっこりしました。クリスマスイブに人生を占ってもらったら思い出になるかしらと少し考えましたが、はまりそうなので止めました。さっきから街灯の上に止まって様子を窺っているようなシーガルも、タロット占いにきたのかしら?

Tarot
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Kerrie

近所の八百屋さんにケリーという名の小柄で若い女性の店員さんがいました。彼女は愛嬌があって可愛らしかったのでお店に彼女がいると立ち寄り、何かしら買いながらおしゃべりしました。彼女の仕事が終わる時間には,いつも母親が車で迎えに来ていました。それから暫くして母親が迎えにくるのを見なくなったある日、彼女は私に「Gilesて日本語でどう書くの?」と聞きました。「私のボーイフレンドはジャイルスという名前、日本語で書いてあげたいの」と彼女は説明し、漢字はクール(カッコいい)だ!と言う。その翌日、ペーパーに書いて彼女に渡すととても喜びました。

それから半年後、八百屋さんから彼女の姿が突然消えてしまい、どうしたのかと気になっていたら彼女にばったり会いました。今は八百屋さんの筋向かいにあるカフェで働くようになったのと言い「1Fにいなかったら地下にいるから覗いてね」と言われましたが、なかなかその機会がありませんでした。外出から戻って来た夫が「カフェに可愛いイルミネーションがついてたよ」と教えてくれたのはそのKerrieのいるカフェです。早速行ってみると年内は23日でクローズド、来年は5日からと張り紙がしてあり、人影のないウィンドウにはあのKerrieにぴったりのイメージのネオンが点滅していました。

Tearoom
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2008年12月24日 (水)

Elder Tree

サパーに招待した古くからの友人は、車を運転して珍しく約束の時間より早くやって来ました。「飲み物はワインにする?それともミネラルウオーターあるいはElder Flower Cordial?」と聞くと少し以外そうな顔をした後に「Elder Flowerを頂くわ!」と笑顔で応えたので「Elder Flowerは夏の飲み物で冬には相応しくなかったかしら?」と聞くと「そんなことはないんじゃないの。」と言いました。私達は赤ワインで彼女はElder Flowerで乾杯した後「いいわよ、これ」と言いながら、美味しそうに飲みました。

Elder Flowerジュースとの最初の出会いは数年前のことで、夫の知人のお宅に昼食を招待された時です。初めて訪ねたその家は4、5百年も前に建てられたファームハウスでした。エントランスには小さなクリームホワイトの花を沢山つけた樹があって、そこからマスカットのような香りを風が運んでいました。奥さんは「見て!Elder Flowerのジュースを作っているところ」と言ってテラコッタの大きな瓶を指差しました。「飲んだことある?」と聞かれ、ないわと応えるとグラスについでくれました。初めて飲んだそれはほのかに甘く良い香りのするジュースで、一気に飲んでしまっておかわりしたことを懐かしく思い出します。Elder Treeは花粉症や皮膚病、解熱に最適なハーブとして良く知られているそうで、日本ではニワトコの樹と呼ばれています。

Eldertree
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2008年12月22日 (月)

英国人の会話

スーパーの帰りにバス停に行くと、大勢の人達と一緒に近所の顔見知りの男性が並んでいました。「Hi!」と声を掛けると彼は驚きましたが、次の瞬間にこやかな笑顔に変わりました。バスがやってくると「お先に」と言われて乗り込み、2人掛けの席に着きました。彼は隣に座るやいなや「昨日ご主人はロンドンに行ったでしょ?」と言ってから「同じ車両だった。」と続けました。「あらまあ!」と私。彼は「昨日の行きの電車はとても遅れたのに、アナウンスが何もなくて右往左往したよ」と言いました。遅れた理由について尋ねると「まあまあ聞いて」と続けました。「ヴィクトリア駅から歩いて15分程のところに友人がいてね。その友人と昼食の約束をしていたのに電車が遅れてしまったので、急いでタクシーで駆けつけて、まあそれからは楽しい時間を過ごしたけどね。」と続けました。

「ところがだよ、帰りの電車が又遅れて結局避けていたラッシュアワーの電車になってしまい、帰宅は6時をとうに過ぎてもう疲れきってしまったよ。」と如何にも疲れた様子をして眉をひそめました。会話の途中ではジェスチャーを交えて駅や乗客の様子についても説明を加え、話の最後になってからやっと電車の遅れた理由は判らなかったと言いました。もし私がはじめに電車の遅れた理由について聞いた時に彼が判らないと応えていたとしたら、会話はそこで終わってしまったことでしょう、一つの話題で30分間も会話を続ける極意を教わったような気がします。

Englishtaking
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2008年12月19日 (金)

Linda

ロンドンに住む友人のリンダから「いつもご馳走になっているから、今度は私の番。フレンチレストランに案内するわ。車で迎えに行く」と昼食のお誘い電話がありました。彼女はいつものように時間通りやって来て、夫と私は彼女の車に乗り込み15分程でバーガンディー色の大きなウインドーのレストランに着きました。テーブルにつくとリンダは「店内の大げさでないクリスマス飾りが好きだわ!」と言い、そしてメニューをみてから「私は魚にするけれど、もしラムが好きならラムシャンクを推薦するわよ」と言うので私はそのラムシャンクを、夫はハドックを注文しました。

彼女は以前ごく近くのやはりシーフロントに住んでいましたが、ご両親のケアをするため親元のロンドンに戻りました。最近フランス北部の田舎に別荘を購入したので、話題はもっぱらそのことになり、「屋根を全部葺き直しているので時間がかかっているけれど、このクリスマスまでには完成すると思うわ」と言い指を2本重ねました(fingers cross/望みが叶うようにとイギリス人はよくそうします)。それから「他にも修理するところがあるけれどそれが全部終わったら最後はペンキ塗り。そうなったら招待するわ」と続けました。「ペンキ塗りもお料理も得意よ!」と言うと「料理のお得意なことは良く知っているわ!」とにっこり。彼女の別荘に招待される日を楽しみに待っています。

Linda
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2008年12月17日 (水)

金曜日のランチ

金曜日のお昼に招待したカップルは、予定の時刻より大分遅れてやってきました。「ごめんなさい!娘がインフルエンザにかかり、彼女のために買い物したりお昼の支度やらですっかり遅くなってしまって」と何度も詫びながら入ってきました。スモークドサモンとメロンの前菜にサンセール白ワインで早速ランチのスタートです。お客様は「フーム、とっても美味しい!」と言ってくれたので嬉しくなりました。メインディッシュはヒレカツをブルドックソースで。「このソースは日本から持って来たの?」と聞かれ「ここで買ったの」とショップを教えてあげました。彼女は「日本のお醤油も買ったわよ」ともうすでに日本の味のファンになっています。

その後はチーズを少々これはフランスのブリーです。そしてデザートは洋梨を赤ワインで煮込んだものにダブルクリームを添えて。このデザートもとても満足してもらえたようです。「庭に沢山梨がなっているのに、これはやったことがないの、レシピ教えてね」と言いながらもう一つ梨を取り、「痩せることはクリスマスが終わってから考えるわ」と付け加えました。窓からの景色は、グレーの荒れた海と空でしたが、会話に18世紀の詩人であり画家のWilliam Blakeの謎めいた言葉の引用があり、それに似つかわしいと思いながら、眺めていました。

Bad_weather
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2008年12月13日 (土)

焼きぐり屋さん

今日は朝からどんよりと曇ったお天気です。外出から戻って来た夫が「外は寒いけれど、玄関に入ると暖かい」と言いながら入って来たら、冷たい空気も一緒に入ってきました。昼食後は夫と一緒に街に、バスを待っていると冷たい北風が吹いていて、通りを歩いている人は襟を立てて寒そうに歩いています。街でめぼしいお店を見た後通りにでると、目の前に焼きぐり屋さんが営業中。この前も同じ場所で焼きぐり屋さんが「甘くて美味しい焼きぐりだよ」と大声で呼びかけていましたが、今日の焼きぐり屋さんは栗に切れ目を入れることに専念していました。

「焼き上がっています?」と聞くと「5分待って」と返ってきました。栗の産地を聞くと「これはイタリー産、フランスや香港のときもあるよ」と言うので「英国産は?」と聞くと「今年は寒くて不作、残念だね」と応えました。夫が「寒い日はよく売れる?」と言うと「焼き上がるのが間に合わない」と嬉しそうに応え「9時から8時迄で終わるともうぐったり、でも明日から2日間は休暇」と付け加えました。まもなくやってきた女性の二人連れと一緒に、アツアツの栗が焼き上がるのを待ちました。

Chestnuts
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2008年12月10日 (水)

プロムナード

今日はお天気で風もなく暖かな日です。近所のお店をのぞくとそこの店員さんが「なんていいお天気なんでしょう!」と嬉しそうに言いました。「昨日は寒かったのに、今日は暖かでいいわね。お天気は本当に不思議」などと挨拶してお店の外に出ると、本屋さんの前でも同じような会話をしているのが聞こえてきました。その前を通り過ぎ、右に折れその通りを真っ直ぐに少し行くと海岸通です。

海岸通りからプロムナードに降り、そこからの海や空を眺めるのは何ものにもかえ難いものです。例え天候が荒れて雨が降っていても、風の強いときでも、寒い日でもここからの眺めは特別です。ましてお天気の良い暖かい日であれば尚更です。「こういう日は、この街で暮らしていることの幸せを感じる!」と夫が言いましたが、多分今日こうしてトワイライトの海をながめるカップルやその隣のペットでさえきっと同じように感じているのでは、とそんなふうに思える素晴らしい一日でした。


Promenade
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2008年12月 8日 (月)

イングリッシュダッフォデル

明日の来客のために昼食後近所のデリカテッセンのお店にチーズを買いに行きました。このお店のチーズや生ハムは目の前でスライスしてくれるのでお気に入りです。若い女性の店員さんの応対にすっかり気分を良くして、その後にお花屋さんも覗いてみました。店先には黄色の水仙があって”イングリッシュダッフォデル”と書かれた札が付いていました。それを見ていたら通りがかりのカップルが「ダッフォデルは例年なら、1、2、3月に咲くの、11月なんて見たことないわ!」と笑顔で話しかけてきました。その言葉につられてわたしはダッフォデルを買って帰ることにしました。

来客はガーデニングに詳しいカップルでダッフォデルの話をすると、庭に咲くのは確かにそうだけれど、今では温室で栽培しいつでも見られると思うわと言われて少しがっかりしました。寒い日につぼみで家に来たダッフォデルが翌日には黄色い花を次々に咲かせて部屋を明るくしてくれたので、朝に夕にせっせとお水を換えています。温室育ちとはとても思えない元気なお花でしたが、それから8日間が過ぎてさすがに枯れてしまいそう、それでもその中の一輪はなかなかいい感じで、知人達と囲んだテーブルを思い出させてくれています。

Daffodil
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2008年12月 6日 (土)

モゥー12月!

昨日はキッチンのラジオからクイーンの声が聞こえてきましたが、お料理をしていたのでお話の内容がさっぱり判りませんでした。今日は夫と一緒に街にショッピングにいくと、店員さんが「今日からいろいろなものが安くなっています!」というので驚ろきましたが、夫は付加価値税の引き下げは月曜からなので、今日からというのは昨日のクイーンと何か関係があるのだろうかと首をひねっていました。

メディアでは不景気というけれど街はそんなふうには見えません。お店はどこも混んでいますし、レストランも一杯、道路も渋滞。公園通りにはにわかマルシェが店をだして賑わっているところに、どこから来たのか着飾った女性とぬいぐるみの牛さんも参加、おかげでイベントは盛り上がり大勢の人達が集まっていました。モゥー大変な騒ぎです!

December
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2008年12月 4日 (木)

Starling

隣町のアンティークショップに行った帰りバスを降りて坂道を歩きはじめると、シーガルのミュウミュウという鳴き声につれて騒がしくさえずる鳥の鳴き声が聞こえてきました。鳴き声のする方角を見上げると、空一面に数えきれない程の鳥が群れをなし広がったり帯状になったり、また広がったりサークルを描いたりとさまざまな形を次々に見せながら飛んでいるのが見えました。なんとまあ沢山の鳥達と、しばし立ち止まり大空を見上げているうちに視界から消えていなくなり、大空はふたたび静けさを取り戻していました。

「あの群れをなして飛んでいた鳥はStarlingというそうだ!」と夫は知人から鳥の名前を聞いて教えてくれました。早速鳥の図鑑で調べると、群れをなして飛んでいるイラストや昆虫を追ってフルスピードで飛ぶスターリングの絵が載っていました。大空を飛んでいると黒色に見えるスターリングですが、図鑑では黒に茶やグリーンや白が微妙に混じりあって思いのほか多彩です。そして体長のわりには翼が長いので群れをなして飛んでいると、その動きは大空をバックにした影絵のムービーが映しだされているかのようです。

Starlings
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2008年11月30日 (日)

雨降り

今日は朝から雨、こちらでは大粒の雨が降っていても傘をささず濡れるにまかせている人が多いのですが、私はレインコートに帽子、その上大きな傘をさしてショッピングに出掛けました。バスは直ぐにやって来て街の中心で下車すると、通りは人であふれていたので傘をささずスーパーまで行きました。買い物を終えて表に出ると雨は更に勢いよく降っていたので傘をさすと、傘をひらいて歩いているのは私をふくめて数人だけでした。バス停までやってくると、小さなバス停の屋根の下は女性達に占領されていて、男性達はずぶぬれで立っていました。やっと来たバスに乗り込むと少し空いている席があったのに、次のバス停ではどやどやと多くの人が乗り込んできてたちまち満員になりました。

まもなく後方の席の方から大きなミュージック音が聞こえてきました。するとバスの運転手さんが「大きな音でミュージックを聞かないで!」と注意しました。すると僅かにボリュームを落としたようでしたが、それでも未だ大きな音が響いていました。すると運転手さんは「先ほど言ったことを守って!」と再度注意を促しました、しかし大きな音は相変わらずでした。すると運転手さんは「最後の忠告です、静かに出来ないのなら降りてもらいます!」と3度目は怒っている大声で注意を促すと、乗客も一斉に後方の席に目を向けました。すると次の瞬間、音はぴたりと止みました。私はこの運転手さんの態度に感激し降りる時に「Thank you!」と言って彼の顔を見ましたが、彼は何事もなかったようにハンドルを握っていました。

Bus
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2008年11月25日 (火)

二人三犬

犬を連れて歩いている人は良く見かけますが、人も犬もお互いなくてはならない存在のようで、ペットというよりファミリーの一員みたいです。小さな犬は飼い主に引っ張られながら, 大きな犬は飼い主を引っ張って歩いていますが、歩きながら犬は時々ご主人の顔を見上げて、まるで問題ない? と確かめながら歩いているようにもみえます。2、3匹の犬を連れている人も見かけますが、そのような場合は種類の違う大小の犬のコンビが多く、大きな犬が小さな犬の面倒をみながら歩いている様子は、まるで人間の兄弟のようです。

犬の顔を見て飼い主の顔を見ると良く似ているケースが多く不思議です。もしかすると飼い主は無意識に自分によく似た犬を好むのかもしれません。こちらでは犬を伴ってバスや電車を利用することができるので、乗り物のなかでもよく犬を見かけますが、こちらの犬は概ね躾が良く人様に向かって吠えたりする犬は滅多にいません。生後6ヶ月までの躾が大切だそうですが、飼い主の言葉をよく理解する姿を見ていると羨ましく、その度に犬を飼いたいと思うのです。

昨日の朝はロンドンでは雪だったそうですが、こちらも今日は気温が上がりません。日中でも5、6度寒い一日でしたが、犬もご主人も少し丸くなって前を歩いていました。

3_dogs
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2008年11月21日 (金)

November sunset

今日はカントリーサイドの古いコテージに住む友人からお昼を招待され、車で迎えに来てくれました。彼女はベージュ色の襟ぐりと袖口を紫色でトリミングしたセーターにチェックのスカートと軽快なスタイルでやって来て、挨拶の後に「夏に戻ったような良いお天気ね!」と言いそれから又ハンドルを握りました。車中では変わりなかった?忙しい?と夫と私に交互に声をかけてから「お昼はpigeon breast(鳩の胸肉)を用意しているのだけれど、どう?」と言いました。夫は「ハトはだめ!」と即座に応えると、彼女は笑いながら途中のお店に寄って代わりのものを買いましょうと言う。そして田舎のジェネラルショップでラムチョップとクランベリーとミントソースなどを買いました。

コテージに着くと、暖炉に火を入れてから塩と胡椒とニンニクで味付けしたラムチョップをプリヒートしていたオーブンに入れ、付け合わせの野菜(ポテトとパースニップとグリーンピース)を用意、それらが出来上がるのを待つ間に、前菜のセサミブレッドとスモークドサーモンのお皿が出て来ました。会話を楽しんでいる内にラムはオーブンで焼き上がり、暖炉の前からダイニングルームに移動してメインディッシュになりました。夫が「このラムは美味しい!」と言うと友人は「pigeon breastより良かったかも!」と言うので大笑いになりました。

ゆっくりと食事を楽しんだ後、「いつもなら3時頃にはもう暗くなるのに、今日は4時半でも未だこんなに明るいわ!」と彼女は嬉しそうに言った後、良い眺めがあるからと、送ってくれる途中で寄り道をしてリバーサイドに連れて行ってくれました。小さな村を過ぎて、いつ造ったのか判らないような古い木の橋の架かるところまでくると、息もつけないようなサンセットが私達を待っていました。

Novembersunset
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2008年11月17日 (月)

盲目の少女

最近リフレッシュオープンしてから品揃えも豊富になった近所の小さなスーパーは、いつ行っても混んでいます。今日も昼食時にレジに並びましたが、4人ほど前にいる一人のお客のところでレジがつかえていてなかなか進みません。なんでと思っていると「チョコレートほしいの?あげるわ!」と言う店員さんの声が聞こえ、次に笑いながら「こちらにくるの?」と言う声が聞こえました。すると6、7歳の女の子がカウンターを手でつたいながら、ぐるっと回るようにしてレジの方に行ったので、その子は目が不自由であることが判りました。

女の子は「ここはドアなの?」と言い、スタッフだけが出入りするガラスの低いドアを開け店員さんが差し出す手に掴まりました。母親は少し離れたところから女の子を見守り、時々並んでいるお客の列にも笑顔を向けていました。レジの前は長い列でしたが、誰も文句を言わずその女の子を見守っていました。少なからずショックを受けた私はこの出来事を夫に話すと「母親は女の子を一生面倒みることはできないのだから、辛くても女の子が自立して生きるためには、現実と折り合いをつけることを早く身に付けてもらいたいと見守っているのだろう」と言う。そして「こちらの人はいろんな意味で現実的で、周囲もそれに自然に対処しているのに感心する」と付け加えました。

Ablindgarl
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2008年11月16日 (日)

ウエールズ小旅行(5)美しい大地

夜中は天窓に落ちてくる雨音がまるで雹が降っているように聞こえましたが、翌朝は霧雨でほっとしました。ウエールズはイギリスの中でも降雨量が多く、他の地域に供給しているほどだそうです。其のためか樹々や草花の緑が深く鮮やかに見え、牧草地は生き生きとして羊達はまるまると太っていました。この近くの川は夏から秋にかけてサーモンフィッシングで賑わうそうですが、シーズンオフのこの時期にもこのホテルは家族連れやカップルが多く宿泊していました。

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ダイニングルームには庭が見渡せる大きな窓がありインテリアは全体に明るい色でコーディネイトされています。テーブルはゆったりと配置され、テーブルクロスはカーテンと調和しテーブルには布地のナフキンと優雅です。食事は本格的なイングリッシュブレックファーストで、この時期には美味しいポリッジがオーダー出来ました。朝食の後は庭のお散歩、樹や草花や庭の置物を見て回るのも一興でした。チェックアウトを済ませた頃、わざわざ休暇をとってくれたポールがやってきて駅迄車で送ってくれました。私達は再び車からこんなに美しい秋は見たことがあるだろうかと思いながら美しい大地を眺めていました。ニューポートの駅で別れ際にポールは「チャーミングなゲスト、いつでも歓迎するから又来てね!」と送られて私達はウエールズを後にしました。

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2008年11月15日 (土)

ウエールズ小旅行(4)ミスティリアスな泉

古い教会の近くにミスティリアスな泉と言われているわき水がありました。このわき水は横穴の窪みの奥にありその周囲は草に覆われているので、知る人ぞ知るといった感じです。近くには草と土に隠れるように埋まった四角い石がありそこにはくっきりと十字架が刻まれていました。「これはCeltic Saintにより彫られたらしい」と聞くと、いよいよミスティリアスです。

ニッキーは彼女の指にわき水を浸し額にあて十字を切ります、こうすると病や悩みに対しご利益があると言うのです。これはまるで日本の神社での行為に似ていますし、その近くの古木にはリボンや紐が結ばれ、中にはネックレスが巻かれたり、幾つもコインが置かれていました。それらは願掛けをした人が残したもので、これもまた神社と共通しているので不思議な思いがします。陽が落ちて暗くなった道を走る車の中で、東と西の遠く離れた国でこのように似た風習があることの謎を考えていました。ポールとニッキーの15歳になる娘さんのケイティーはこの泉のことは知らないと言うので、私は得意になって「とってもミスティリアスよ!」と教えてあげました。(続)

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2008年11月14日 (金)

ウエールズ小旅行(3)古い教会

翌朝も相変わらずの雨降りと風の中、ポールとニッキーがホテルに迎えに来てくれました。そして林の中を流れている川に沿ってお散歩することになりましたが、散歩道はアップダウンのごつごつした細い道で、その左側は崖になっていて折からの雨で濁流が音を立ててその下を流れています。川幅も広く急流なので見下ろすとめまいがしそうでした。道は樹の根が飛び出していて「こういうのをwitch fingers (魔法使いの指)と言う」とポールが教えてくれました。ニッキーは趣味のトラッキングで鍛えた足なのでどんどん歩けますが、雨で濡れた道は滑りやすく私は途中でギブアップして車に戻りました。その後雨の降り続くなかを古い教会までドライブしたのです。

初めに着いたのは11世紀に建てられた小さな教会(Partrishow Church)です。ここはCeltic Saint(ケルト系聖徒)によって建てられたと言われているそうですが、天井の空間を飾っている木の精巧な彫り物(日本の御神輿に通じるような彫り物)が特に印象に残る教会でした。次に行ったのは12世紀に建てられた教会(Cwmyoy Church)ですが、地盤のゆるい土地に建てられたので建物がすっかり傾いてしまい、中に入って立っていると不安定な気分に襲われそうで早々に引き上げました。そうこうしているうちに日も暮れ、車の中から見えた月がとても幸せな気分にしてくれました。(続)

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2008年11月13日 (木)

ウエールズ小旅行(2)ナショナルパークの中のホテル

電車は40分ほど遅れたので心配しましたが、ニューポート駅に着くと友人のポールは笑顔で待っていてくれました。ポールは挨拶の後夫に「まずホテルにチェックインする?」と聞き、彼が予約しておいてくれたホテルに向かいました。駅の界隈の雑踏を抜けると建物もまばらになり、40分ぐらい走るとナショナルパーク(Brecon Beacons National Park)に入りその中を5分ほど走ってホテルに着きました。その頃には降っていた雨もあがり、大きな樹木に囲まれたホテルはまるで小さなお城のように見えました。

約150年前に建てられたというホテルの窓からは、大きな木や雨に濡れた紅葉の赤や橙、それに黄、緑、茶の織りなすグラデーションが広がりしばし目を奪われました。荷を解いてひと休みの後再びポールの車に乗って近くの村の彼の家(1791年に建った家を増築、新旧建物は同じライムストーンで統一)に行き、奥さんのニッキーや愛犬のジャックに会った後、夜は村のレストランで夕食と長い一日は続きました。(続)

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2008年11月11日 (火)

ウエールズ小旅行(1)パディントン駅

ウエールズに住む夫の友人夫妻に会うため、急遽旅行することになりばたばたと準備をして週末に出掛けました。ロンドンのパディントン駅から南ウエールズのニューポート迄は電車で約2時間、友人が駅迄迎えに来てくれることになりました。パディントン駅にはMichael Bondの児童文学パディントンベアの銅像があるので、前からそれを見たいと思っていましたが、絶好のチャンスです!

パディントン駅に着くと早速パディントンベアの銅像に直行しました。そこでは若い女性達がその銅像と並んで写真を撮りあったりしていました。銅像は想像していたより小さく、Peggy Fortnumの描くイラストのように愛らしくなかったので少しがっかりしましたが、「暗黒のペルーからやってきて、ブラウン夫妻の世話になるベア」といったような経緯が簡単に書かれていたのを見て嬉しくなり、ウエールズ小旅行は楽しい予感でスタートしました。(続)

Paddington
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2008年11月 8日 (土)

Bus

お天気の良い日にショッピングを済ましておこうと外出、ハローインも過ぎてクリスマスまで未だ間があるのに、街は思いのほか混雑していました。買い物に時間がかかってしまい時計を見たらもう午後4時近く、慌ててバス停に行くと大勢の人が列を作っていましたが、ラッキーなことにバスはすぐやってきました。

バスはラッシュアワーのように混んでいて、前の席には年配の女性が3人、その斜め横の席にも同じような年齢に見える女性が独り座っていました。彼女達は大きな荷物を持っている人が乗り込んでくる度に「この足下に置いたら」とか「こちらに置いたら」などと仕切っていました。バス停を4つほど過ぎた頃中年男性が「降ります!」と言ってぎゅうずめの中でもがいていましたが、結局降りることができないままバスは動きだしてしまいました。

すると彼は「ここは刑務所みたいだ、出たいのに出られない!」と大声で言ったので乗客はどっと笑いました。それから「ちょっと舌が滑って」などと言っては乗客を笑わせて、次のバス停でもその次のバス停でも一向に降りる気配はありません。黄昏れの中を走るバスの、大きな笑い声はいつまでも続いていました。

Sunset
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2008年11月 6日 (木)

(続続)Brighton run 2008

会場で夫の被っている帽子を遠くから暫く見ていて、それから近寄ってきて話しかけてきた男性がいました。「NYヤンキースのキャップでしょ?」と夫に聞き、頷いたら「NYヤンキースのサポーター?」と聞かれた夫は「帽子だけ!」と応えました。するとその男性は嬉しそうに「レッドソックスのフアンでね!」という彼の胸にはオバマ氏のバッチがついていました。それから暫くアメリカ大統領選挙の話などで盛り上がり、最後は「ロンドンに來たら訪ねてね、食事ごちそうするから」と言って去っていきました。

そうこうしているうちに日も陰ってきて、3時をまわりそろそろお茶の時間です。シャンパンやワインの香りが風にのって鼻をくすぐり、サンドイッチやドーナツを頬張っている人々が目につくようになりました。「さあ,我々も帰ってお茶にしよう!」と夫の一声で、会場を後にしました。

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2008年11月 5日 (水)

(続)Brighton run 2008

海岸通の会場では、司会者が参加者にインタビューしている様子がスピーカーから流れています、「アメリカのオハイオからの参加ですか?どうですか車の調子は?」とか「フランスはどちらの地域から?楽しんでいますか?」といった調子で、司会者は参加者に次々とインタビューして、それが終わった車はギャラリーの前を走りぬけ、少し走った先で止めて知人や友人達と談笑しています。

今年の参加車の傾向は、馬車のような四角い箱形の大きいものや、小さくてシンプルな金属のパイプだけのいかにもマシンといったものが目につきました。ファッションはバーバーのコートと帽子の組み合わせが圧倒的に多くビンテージカーにぴったりです。毛皮やフェイクファーのコートと帽子の人もいてこちらは少しゴージャスに見えました。カメラを向けるとそれを意識しポーズをとる人や手を振る人など、その反応は様々で思わずこちらも笑顔になってしまいます。(続)

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2008年11月 4日 (火)

Brighton run 2008

Brighton runの前日は雨と風のひどいお天気だったので「Brighton runは今年も雨かしら?」と夫にいうと「天気予報では午前中は曇りで、午後から晴れ」という応えが返ってきました。それでも念のためレインコートの準備をしておきました。Brighton runは毎年11月最初の日曜日に開催されますが、いつもはあまり良いお天気ではないのです。

しかし今年は天気予報が見事にあたり午前中は灰色の空でしたが、12時も過ぎる頃には青空になり日射しも強くなりました。いつもなら海岸通りからあのビンテージカー独特のエンジン音が聞こえてくるのに、今日は何故か聞こえてこないので心配していると「ちょっと様子を見てくる」と言って出掛けた夫は直ぐに戻ってきて「準備をしているみたいだから、午後から行ってみよう」という。

今年のBrighton runは112th anniversaryだそうで、登録されているrunning motoring eventでは世界で最も古いイベントになるそうですが、海外からの参加車もありとてもインターナショナルです。参加の決まりは1905年以前の車で、その100年以上も古い車を運転してロンドンのハイドパークからブライトン迄やってくるのです。車も勿論素晴らしいですが、乗っている人たちのファッションもまた、なかなかなのです。(続)

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2008年11月 2日 (日)

ハローウィン

昨夜はハローウィン、夜の7時頃から花火が始まり10時も過ぎた頃から地響きを伴ったリズムが聞こえ建物が揺れました。花火がぽんぽんとひっきりなしに音をたて、不気味なリズムは地を這うように私達のアパートにやってきて、建物を揺さぶるのです。それは少しの間を置き繰り返し聞こえてきて、まるで沢山の悪霊が建物の周りをうろついているかのようでした。

一昨日、スーパーでオレンジ色の大きなカボチャを抱えレジに並んでいる女性がいたので、これから”ジャック・オ・ランタン”を作るのかしら?と思いながら見ていました。ハローウィンの前日にはカボチャは1個99ペンスと大バーゲンです。私も”ジャック・オ・ランタンを作りたいと思っていたのですが、カボチャはずっしりと重くあきらめたのです、もし作っておけば悪霊を追い払うことができたのにと少し後悔しました。

ハローウィンの翌朝、万聖節(All Saints Day)なのにどんより曇っていて間もなく大粒の雨が降り出しました。バスに乗って街の中心街にショッピングに行くと、路面には昨夜のいたずらが想像できるような物がいろいろ落ちていて、そのなかには悪魔の仮面もありました。それは目をむいて牙を見せているハローウィン定番の気味の悪い顔でしたが、雨に濡れたそれはまるで泣いているようにも見えました。

Halloween
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2008年10月31日 (金)

La Lollo

夫が読んでいる新聞に”La Lollo at 81”と大きな見出しがあり、その下に女性の顔がアップで写っている記事が見えました。どう見ても81歳には見えない美しさと若さだったので、思わず新聞を横取りしてしまいました。「81歳にはとても見えないね」と夫。まじまじと写真を見てやっと気がつきましたが、この女性はあのイタリアの女優、ジーナロロブリジータその人でした。女優になる前は彫刻家になりたかったのだそうですが、戦争で全てを失い一部屋に6人も住んでいた環境では、とても望めることではなかったそうです。

現在は慈善活動をしたり写真や彫刻をしているそうですが、彼女の家の門柱には彼女の創作した七面鳥と王冠をかぶった不思議な鳥の置物があるそうです。女優でアーチストの彼女は「アーチストは年を取らないから、長生きするわ」とか「アーチストは、思考そのものが若いの」と言っているそうですが、81歳になっても未だこのように美しく見えるのは、もしかすると彼女の創作した鳥達に運ばれて、空の彼方の年をとらないお伽の国で時折暮らしているのかもしれません。

Pierbirds
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2008年10月26日 (日)

(続)Sunday long walk

ぬかるみの滑りやすい坂道をしばらく行くと、やっと芝の生えている乾いた道にでましたが、それでもまだ密林のように樹木に覆われています。立ち止まった知人は道に沿って張られた金網の向こうを見ていましたが「ワラビーだ!見える?」と言いました。目を凝らしてじっと見ると、遠くでリスのような耳が左右に動いているのが見え、それが近くにやってくるとカンガルーの子供のような動物でした。ワラビーは、カンガルーに似ていますが、ずっと小型です。遠くには真っ白いワラビーもいて、こちらを見て警戒している様子です。

しばらくワラビーに見とれてからまた歩き始めましたが、今度は更に泥道で足をとられてなかなか思うように歩けません。すると夫は丈夫そうな枝木を拾い「ステッキ代わりにしたら」と手渡してくれました。この”にわかステッキ”はとっても具合がよく、どんどん歩くことが出来ました。ぬかるみの坂道には沢山の滑ったような跡があったので用心していると、知人はマウンテンバイクや馬の跡だと言う。乗馬でこんなところ迄やってくるなんてと信じられない気がしましたが、2、3年前迄は馬車も走っていたと言うのですから仰天しました。

「ぬかるみで滑りやすい」と言いながら、ツタのつるに掴まりながら歩いている知人に”にわかステッキ”を貸してあげたり、そうこうしている内に、ついに"a long walk"の終わりまでやってきました。ステッキは誰かが又使えるようにそこに立てかけ靴についた泥を落としてから、知人がテーブルを予約していたパブに入り、ランチタイムになりました。約二時間半、距離にして6−7キロ位だそうですが、もうおなかはペコペコでした。

Warabi
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2008年10月25日 (土)

Sunday long walk

夫は、知人達と約束をした日曜日の"a long walk"の前日に「電車のチケットを前もって買ってくる」と出掛けました。戻って来た夫は当惑顔で「明日は電車がキャンセルでその代わりにバスが出るらしい?」と言いながら、PCで調べ始めました。バスはなんとか大丈夫らしく、知人に電話で「バスに乗ったら電話する」と言っている声が聞こえました。

日曜日の朝、日曜には珍しく早朝のバスは時間通りやってきて駅迄行き、その駅の裏手から特別に用意されたダブルデッカーのバスに無事乗り込みホッとしました。バスの旅は、紅葉しはじめた樹々や黄色やグリーンのパッチワークのような光景にうっとりしているうちに終わり待ち合わせの駅に着きました。直ぐに知人が車で迎えに来てくれて知人宅に直行、それから4人で"a long walk"に出掛けました。

知人の家の傍にpablic foot pathの入り口があります、そこからは樹木がうっそうと生い茂っていて、お話にある森のようです。細い道には沢山の落ち葉が積み重なりまるで絨毯のようですが、その下にはぬかるみが隠れていて油断するととても滑りやすく、慣れない私は歩くのに閉口しました。知人夫妻はそんな道をローマンロードより古いかもしれないと説明しながら難なく歩いています。仙人のようなビーチツリーの大木や毒キノコの群生、それに珍しいスピンドルベリーの可憐な花、野草や樹木の名前だけでなくやマッシュルームの名前まで知人はよく知っていて、次々に教えてくれました。(続)

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2008年10月22日 (水)

RESPECT

バス停では最初に来た人から順番に並び、バスが前方に見えたら運転手に手を挙げて乗る合図をします。バスが到着したら男性であれば、まずお年寄りや女性に先を譲り、女性であればお年寄りに先を譲るのが英国のマナーです。しかし時にはマナーを守らない人もいて列の横から入ったり、後から来て知らぬ顔で先に乗り込んだりする人もいます。そういうときは注意したいと思いますがなかなか出来ないもので、相手が十代の生意気盛りの男の子であれば尚更です。

ところが昨日、バス停で初老の男性が若い男の子に注意する光景を目にしました。なかなか来ないバスを待つ人でふくれあがったバス停にやっとバスがやって来た時、長身の男の子が横から入ろうとしました。それをみて「君は並んでいなかったね。皆前から並んで待っているんだ。並んで待っている人達のことを思い遣る(RESPECT)べきだ!」と強い口調で注意しました。其の時バスのドアが開き、男の子は「お先に、そうすりゃ文句はないんでしょ?」と言いました。すると「そういうことではない、レディスファーストだ!」ときっぱり言い、私に「どうぞ」と言いました。私はその勇気とRESPECTという注意の言葉に感動しつつ、遠慮なく先に乗り込みました。

Busstop
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2008年10月21日 (火)

こちらの葱は、太葱(leek)と細葱(spring onion)の2タイプあります。太葱は1本単位の量り売りか、3、4本のパック(£1.50/300円ぐらい)です。細葱のほうは、9本か10本を1束(70P/140円ぐらい)にして売っています。産地は主に太葱が英国産、細葱はエジプト産のものが多く出回っています。スープやサラダなどの料理の他に、葱の独特な”香り”やつんとした”味”、美しい”緑色”を好んでハーブのように使います。それは日本の薬味の使い方にも似ているように思います。

買った葱はグリーンの葉の中まで泥が入り込んでいて洗うのがとても大変ですが、これははるばるエジプトからきた泥とか、英国の泥などと産地に思いを馳せて洗っていると苦になりません。こちらのスーパーで売ってる野菜には必ず賞味期限(BEST BEFORE)と店に並べる期限(DISPLAY UNTIL)と産地を明記しているので判りやすく、比較的日持ちする葱は便利な野菜です。

細葱はそばやうどん、中華ソバの薬味として、またみそ汁にワカメと一緒に使います。太葱のほうは、小エビなどとかき揚げにするととても美味しくて、私は天ぷらの名人と錯覚するほどです!「ねぎの栄養価は高く、血液サラサラ効果のほかに糖尿病や高血圧、動脈硬化改善に有効」と知り、ますます葱好きになっています。

Onion
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2008年10月18日 (土)

AMAZING MEMORY

日曜版新聞の付録雑誌の表紙に、AMAZING LACEと書かれた特集がありました。それはレースを使っていないパーティウエアは決して完璧にはならないという趣旨で、黒い服にレースをポイントに扱ったドレスの写真が6点載っていました。知人にそれを見せてどう思う?と聞くと「さあ」と興味なさそうな返事の後に、「AMAZING LACEと赤文字で強調している意味が分かる?」と応酬されました。

「さあ?」と応えると待ってましたといわんばかりに「AMAZING GRASEよ!」と言う。何?という顔をしていると、彼女はAMAZING GRASEのメロディを口ずさんでくれたので、やっと思い出すことが出来ました。彼女は「このタイトルはよく知られている曲にかけたもの」という。

皆本当に知っているのかしら?と疑問に思いながら夫に「AMAZING GRASEわかる?」と聞くと,即座にメロディがでてきました。そして「昔、俳優のTさんのお芝居を六本木の俳優座で見たでしょ。其のなかで使われていた曲」と言う。言われてやっと何十年も昔のことを朧げに思い出す、私のお粗末な記憶力です。

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2008年10月13日 (月)

洋梨

今頃の八百屋さんの店頭にはリンゴやみかん、バナナ、オレンジ、グレープフルーツ、ぶどう、イチジク、ザクロ、パイナップル、ネクタリンなどさまざまな種類のフルーツが並んでいますが、中でもお気に入りは梨で、その独特な香りと甘さにすっかり虜になっています。

八百屋さんの店員に「ペアー(pear)ください」と言ってもなかなか通じません。2、3回繰り返していうと「あ、パーね!」と言う。「ペアーじゃなくてパーって発音するの?」と聞くと「そう、パーね!」と言う。「パー、これでどう?」とRの発音を舌を丸めて精一杯やって聞いてみると、「ちょっとスノッブね、でもずっと良いわ!」と言う。「クイーンみたい?」と聞くと笑いながら「そう!」と応えて梨を袋に入れてくれました。小脇にそれを抱えて、歩きながら「パー」「パー」って繰り返しながら帰宅しました。

Pear
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2008年10月12日 (日)

92歳

バス停で会うヒルダのことは以前書きましたが、背筋をピンと伸ばし、いつもきちっとした服装をしている彼女はとても92歳には見えません。実年齢より二十歳は若く見えるその秘訣は、”食事”にあると思っていましたが、どうもそれだけではないようです。というのは数日前ヒルダとお茶する機会がありました。「火曜日の十時半、このバス停で」と約束し、当日早めにバス停に行くともうベージュのコートを着たヒルダが立っていました。「時計が止まっていたので慌てて出て来たの」とヒルダは腕時計を示し「バッテリィーを買いに行かなくっちゃ」と付け加えました。

バスに乗り込むと「天気予報では、これから雨と風が強くなるそうだから近場のティルームにしない?」という彼女の提案で、4つほど先のバス停で降りて目の前のティルームに入りました。
窓際のテーブルに席をとると「毎週のルーティーンが決まっている私は、幸せ!」と笑顔で、月曜日から土曜日迄の日課を教えてくれました。「で、日曜日はどうするの?」と聞くと,彼女はふふふと可笑しそうに「友人がサンドイッチを持って朝9時頃にやってきて、ケーブルTVでサッカー観戦を夕方6時半頃迄するの」と言う。

日課は午前中には終わらせて,午後は新聞を読みながらお昼寝し、その合間にクロスワードやロッテリー(宝くじ)で脳を鍛え、バレーやパントマイム、コンサートなどを劇場まで行って楽しんでいる様子です。バランスのよい食生活(娘さんの手料理を冷凍保存した食事)とルーティーン、その上毎週金曜日の朝には必ず美容院に行くというおしゃれ心もある、元気の秘訣が少し判ったような気がしました。

Face
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2008年10月 7日 (火)

赤いティーカップ

折角シーサイドに戻って来たのに、毎日うっとうしいお天気続きで、雨と強い風がぴゅーぴゅーと吹き荒れ容赦なく建物を揺らします。それでも時には風も雨も止み、陽も射してやっと晴れると期待するのも束の間、また暴風雨のような天気に逆戻り。仕方なく部屋でラジオを聞いたり、新聞を見たり、窓から海を眺めたりして過ごしていました。

今朝はやっと待ちに待ったよいお天気です。明るい日射しは海をソフトなエメラルドグリーンに、海岸をテラコッタのような赤茶色に、と穏やかな波間には今迄見たこともない”へんてこりんな船”が浮かんでいて、楽しい気分になりました。「これから隣町まで行かない?」と言う夫の弾んだ声につられて外出することにしました。

隣町のアンティックショップで、赤色(緋色)のティーカップとケーキ皿がセットになっているボンチャイナを購入し、帰宅してから早速そのカップでお茶をしました。このカップがあると、例え暴風雨の時でも太陽が輝いているような陽気な気分にしてくれそうです。まるで数日間続いた暴風雨の後の太陽みたいなカップです。

Coffeecup
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2008年6月 9日 (月)

もうすぐ大人に

近所のデリカテッセンのお店に入ったら、往年のアヌークエーメのようなメイクをした10代の背伸びした女性と日焼けした男性のカップルが買い物をしていました。女性は白黒の水玉と小花プリントを組合わせたスリップドレスを着ていて、男性がオーダーしているのを眺めていました。男性はショーケースの中を指差しながら「そのドライトマトのオイル漬、黒い方のオリーブ、アーティチョークのオイル漬、アンチョビの酢漬け.....」とそこまで言った時、女性が小声で「お金もっているの?」と心配そうに聞きましたました。男性は「後ろに入っている財布をとって」と言って財布の中味をチェックした後に「ここ迄でいくら?」と聞き4ポンド50ペンス(約900円)と判ると最後に「パンを半分」と言いました。

この若いカップルの様子を見ていて、数日前に見たブラックバードを思い出しました。それは近くの療養所の前を通った時で、その庭の奥の方にブラックバードがいたので「こっちにおいで!」と呼ぶと奥の方から怖がる様子もなくぴょんぴょんぴょんと飛んでやってきたのです。そしてしばらくの間黒い丸い目でじっとこちらを見ていましたが、その内くちばしで地面をついばむのに熱中しはじめました。それは大人になる少し手前のブラックバードのようでしたが、目の前の若いカップルにも大人になる少し手前の危うさがみえました、でも何故かとても羨ましく感じたのです。

Blackbird
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2008年6月 5日 (木)

庭のペパーミント

フラット(アパート)の庭に気がつかないでいたら、いつのまにかバラや昼顔、デージィなどの花が咲いています。1昨年の夏まではペパーミントが沢山育っていて「ペパーミントティにするととっても良い香り!」と言っていたG夫妻が引っ越してしまったら、いつの間にかペパーミントもなくなってしまいました。

以前G夫妻から夕食に招待された時、地下のダイニングルームに降りていくとテーブルの上に小さな紫色の野草が活けてありました。mrsGは「さっき庭から切って来たの。」どう?と言わんばかりの表情をしたので、「素敵!お茶室の生け花みたい。」と応えると、両手を広げて首をすくめにっこりしました。

G夫妻はお天気の良い日はいつも庭にデッキチェアーを出して本を読んだり、お茶をしたりしていたので外出時や帰宅時には庭を覗いてみるのが習慣のようになっていましたが、今ではそうすることもなくなりました。

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2008年5月31日 (土)

smile

雨が降り続いた後にやっと晴れ間が見えたので、お散歩に行くことにしましたが、いつまた降ってくるのか判らない空模様だったので、レインコートにグリーンのゴム長で出かけました。歩道と車道の際にはところどころ水たまりが出来ていて、逆立ちした建物や煙突、雲が映っています。

水たまりの景色を見ながらしばらく歩いていくと、雨水が溜まって大きなプールのようになっているところに出ました。そこは丁度大通りとプロムナードを結ぶ坂道の途中で、その水たまりの中には青空が映っていて白い雲もぷかりぷかりと浮かんでいましたが、ゴム長でその水たまりにばしゃばしゃと入いると雲が上下左右に揺れてまるで雲の中を歩いているような気分です。

大きな水たまりを出て少し歩いていくと、カモメがプロムナードの手すりに止まっていました。そのカモメの近くまで行ってよく見るとカモメはまだ子供で、くちばしも目も鋭くなかったのでカメラを向けました。丁度その時歩いていた男性がカモメに向かって「スマイル!」と声をかけてくれましたが、カモメは知らん顔笑ってはくれませんでした。

Seagull
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2008年5月25日 (日)

教会のディナー

バス停にいると、老年の男性がやって来て「47番のバスはもう行ってしまいましたか?」と聞くので「待っているのだけれど、未だです。」と応えると、嬉しそうな顔をして話しかけてきました。「あの教会の地下がレストランになっているのを知っている?」とバス停から見える教会を指差して聞きました。「どうして皆んな知らないんだろう?たった4ポンドでディナーが食べられることを。」という。

昼間でもビックな食事をディナーと表現することは知っていましたが、目の前で言われたのは初めてだったので「ランチのことですか?」と聞き返すと「そう!自分が子供の頃は、一日2食でその内のビックな食事をディナーと言ったものでね、昼夜の関係なく。」と言う。そして「第一次世界大戦の頃は1日に1食だったそうで、あとはお茶。貧しかった時は何処の国もそうだったと思う。」と付け加えました。

「自分の名前はRon、言える?」と聞いたので、それに応えるとすかさず「パーフェクト!中国人?」と聞く。日本人と応えると「日本人の友達が何人かいるけれど、皆んなRの発音が出来なくて、Lになってしまう。」と笑いながら言う。日本人にとってはBとVも難しいなどと話しているうちに、やっとバスがやってきました。

Charchdinner
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2008年5月18日 (日)

Kipling の村

シーフロントのバス停から15分程でRという村に着きます。この村には12世紀に建てられたという教会をはじめ、16世紀や17世紀の建物がティルームやパブそして住居として未だに使われていて、小さな村全体がアンティークのようなところです。

またここはあの”ジャングルブック”や”少年キム”などの著者Joseph Rudyard Kipling(1865ー1936)が住んでいた村でもあります。彼は若くしてノーベル文学賞を受賞し世界的にも有名ですが、日本にも2度来たことがあるそうです。ここには”キップリングガーデン”とか”キップリングミュージアム”などがありますが、”キップリングチョコ”とか”キップリングビスケット”はありません!

”キップリングミュージアム”を見学していると、机に向かって熱心に何か書いている男性がいたので、邪魔してはいけないと足音を忍ばせていると、その傍で夫が「よくできているでしょ!そっくり。」と言う。よく見ると机に向かっているのはなんとキップリングのお人形で、まるで今にも「Welcome!」なんて言ってくれそうな気配でした。

Kipling
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2008年4月30日 (水)

Genuine panama for school girl

ショッピングに行く途中ショウウインドーに女性のパナマハットが飾ってありました。帽子のクラウンはこころもち低く、ブリムも広くなくクラシックで理想的な形に見えました。パナマ素材も帽子を飾っているグログランの赤いリボンも良さそうに見えて、とてもチャーミングです。

ドアを開け、お店の女性に「ショウウインドーに飾ってあるパナマハットを見せて頂けますか?」と言うとその女性はショウウインドーの中からパナマハットを持って来て「可愛い帽子でしょ!」と言いました。ウインドーから見た時はてっきり大人のものだと思いましたが、手に取るといかにも子供サイズです。帽子の内側にはGenuine Panama made in Englandとありました。「本当にスイート!」と言うと彼女は帽子飾りの小さなエンブレムを指差しながら「このマークをご存知?」と聞きました。

「いいえ」と言うと「有名な小学校よ!」と彼女は得意そうに言いました。そして「サリー州にある学校でね、この近くじゃないけれど」と付け加えました。サリー州には昔住んでいたことがあったので懐かしくなり、代金を払いながら「この帽子を被って学校に行ったら、入れてくれるかしら?」と言うと、彼女は笑いながら「多分ね」と応えました。

Asummerhat
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2008年4月28日 (月)

"fairly smart"

ご無沙汰していた知人に夫が電話をすると「是非来て!」と言われ、「行こう!」とバスで50分ほど揺られて、そのお宅を訪ねました。垣根を通り抜けて中に入ると家の左側に大きな柳の木があり、その幹からのびている沢山の枝は新緑に覆われ風にそよいでいました。ドアをノックすると知人はいつものように白のテリア犬と一緒に現れ、一通りの挨拶の後に庭の大きな池を見に行きました。

たっぷり水をたたえた池の周りには樹々や草が植えられていて、黄色や白に紫色の花も咲いています。水面をわたる風が樹木をさわさわと通り抜け、強い日差しはもうすっかり初夏のようです。
「この夏は庭にマーキー(テント)を張り21歳と18歳の娘達の誕生日のお祝いをするの、それは娘達にとって特別な誕生祝いなの」と知人は嬉しそうです。「デビュターント(debutante)ですか?」と聞くと「そお!」とにっこりしました。

「来られないのは残念だけれど、一応これを渡しておくわ。それとも7月に日本から飛んで来てくれる!」と白い封筒を頂きました。その中にはパーティの招待状があって、ドレスコードは"fairly smart"”となっていました。傍らで知人は「そのドレスコードは一般的ではないけれど」と笑いながら説明してくれました。はたしてパーティのゲストはどんな装いでやってくるのか興味津々、あとで写真を見せてもらうのを今から楽しみにしています。

Pondhouse
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2008年4月20日 (日)

Glenwood Cottage

”グレンウッド”コテージとはスージー(彼女のことは07.11.1付けBlogにあります)のお家の名前ですが、我が家からそれほど遠くない距離にあります。週末の土曜日はお昼に招待されたので、電車に乗って出かけました。駅にはご主人のピーターが迎えに来てくれて、そこから15分ぐらいのドライブでグレンウッドコテージに着きました。

ドライブの途中では、羊の群れが草を食べていたり、キジが道端に出てきたり、ブルーベルの群生している林をぬけたりといかにも英国のカントリーサイドの景色でした。グレンウッドコテージはそんな自然のなかに建っていて、家の窓から見える景色は樹木と花と小鳥達、そして垣根の向こうに見える隣の家の屋根だけでした。

お昼はローストチキン、ソーセージやベーコン、その付け合わせにはブロッコリーやポテト、スイートポテト、ケイル(キャベツの一種)、スタッフィングなど。それにたっぷりとグレイビーソースをかけて頂きました。デザートはアップルクランブルに温かいカスタードクリームをかけて。もうおなかが一杯。窓の外では、バーズフィーダー(bird's feeder)にやってきた小鳥達が忙しそうに餌のピーナッツをついばんでいました。

Susies_house
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2008年4月18日 (金)

Children's Book

英語のレッスンにと英語で書かれた童話を読み始めたら、すっかりそれにはまってしまいました。丹念に書かれた挿絵は大人が見ても楽しいものです。1970年代以前に出版されたものは特にお気に入りで、挿絵もストーリーもなかなかと思っています。

今日はとてもラッキーな日で、ピーターラビット全23巻のうち10巻もまとめて購入できました。ハードカバーで60ページほどのコンパクトサイズの本です。全部つやのある白地の表紙には登場人物(動物)のイラストが彩色で描かれています。

第1巻のピーターラビットのお話は知っているので、早速2巻のThe Tale Of Squirrel Nutkinのページを開いてみました。赤毛のリスのイラストがあってわくわくしてページをめくりました。辞書のお世話にならずにすむかと期待していたら、その期待は見事に外れましたが、この10巻を読破した後にはボキャブラリーも増え、楽しい夢も見ることが出来るのではと甘い期待をしています。

Childbooks
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2008年4月15日 (火)

A pinky pig

お散歩の途中で夫がショーウインドーの中にまるまると太った豚の置物をみつけました。ショウウインドーのガラスにはオペラピンクの大きな豚が描かれていて、その豚の背中のカーブにそってCochonと白で書いてあります。小さなお店のなかでは、白シャツにジーンズを合わせた女性とエプロンをつけた男性が働いていて、二人は大きなもも肉のハムをスライスしたり、パンを運んだりとても忙しそうに動いていました。

お店の前にはサンドイッチの種類やプライスの書いてある看板があり、前を歩いていた人がそれを見て中に入っていきました。するとお店の男性が中から看板の前まで出てきて、指で看板の文字を指し大きな声で何か言ってから、またお店の中にもどって行きました。どうやらサンドイッチを作り始めたようです。

フランス語で書かれているお店の模様は少しイギリスのものとは違って見えます、ハムの味を試してみたい気持ちを押さえて、今度ね!とお店の前を通り過ぎました。

Apinkpig
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2008年4月14日 (月)

Decoy

午後のお茶を飲みながら外を眺めていると、先週の雪が嘘だったかのような強い日差しが窓ガラスを通して入ってきます。空は明るいブルーでちぎれたような白い雲が浮かび、海には白い帆を揚げたヨットが走り、今日は上々の日曜日です。

眺めている窓のバルコニーにシーガルがやってきて、木製の小鳥を横目でみながら通り過ぎて見えなくなりましたが、隣の窓のカーテンにそのシーガルがグレーのシルエットに映っていました。そのシルエットは首を何度もかしげているかのように見えましたが、その後再びシーガルは私達から見える窓のバルコニーにやってきました。

シーガルは再び小鳥を丸い黒い目で眺め、そして通り過ぎていきました。てっきり一羽だと思っていたらその後ろから別のシーガルがお尻をふりふり追いかけるように現れました。その様子からまだ子供のシーガルのようです。親のシーガルと同じような仕草で小鳥を不思議そうに眺めていましたが、やがていなくなってしまいました。

Seagull
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2008年4月 7日 (月)

Snow

朝起きた時はどんよりとした空模様でしたが、10時を回った頃から霙が降ってきて、その後すぐに雪に代わりました。4月6日にもなって雪が降ってくるなんてと窓から外を眺めていると、大粒の雪がひらひらと舞い降りてきてたちまち道路や車を覆いつくしています。雪の中を時折カモメがせわしく飛びかっていて、その姿は雪と対照的に黒く見えました。

二階建てのバスは屋根に雪をのせてゆっくり走っています。ジョギングしている人達は白いシルエットになって動いています。道路のゴミを拾う清掃員がリヤカーのような車を轢いて注意ぶかく歩いていましたが、やがて屋根のあるバス停までくるとその下に避難し、バスを待っている人とおしゃべりを始めた様です。

雪は相変わらず降り続いていましたが、プロムナードには子供連れの夫婦や犬を連れた人、連れだって散歩している人々でにわかに人通りが多くなってきました。英国で今までみたこともない大雪にすっかり興奮した私は、いつまでも窓から外を見ていました。どこもかしこももうすっかり真っ白で、遠くから汽笛の音が聞こえてきました。

Snow
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2008年4月 6日 (日)

The bird

日曜日の午後アンティークを売っている近くのマーケットの前を通ると、大きなショウウインドーはドローイングルームを見立てたようなディスプレイになっていました。ソファやテーブル、クッション、カーテン、ミラーなどが並び、その隅に小さな木製の小鳥の置物がありました。

その小鳥のシルエットがとても愛らしく、しばし見とれてしまいました。明日まで売れないでいるといいなと思いましたが、翌日もその翌日もマーケットに行く時間はありませんでした。結局木曜日になってマーケットのショウウインドーを覗いてみると、あの小鳥は日曜日に見たままで隅のほうにいたのです。

店員に小鳥を見せてとお願いすると、彼はショウウインドーの中から小鳥を取り出し「こんなスイートな小鳥がいたなんて気がつかなかった!」と笑いながら言いました。そして「ロビンみたいに見えるね。」と付け加えました。さっそくその小鳥を買い急いで帰宅してから窓のところに置いてみると、まるで小鳥はずっとそこにいたかのようでした。

Robin_2
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2007年12月26日 (水)

良いお年を

クリスマスも終わり今年もあと残り少なくなりました。
どうぞ皆様良いお年をお迎え下さい。
mrsb xx

Sunset
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2007年12月22日 (土)

サンタさんは窓から?

昨年の今頃は、サンタの装いをした配達人がリムジンに乗って向いの家に届け物を持って来たのを見ました。今年はまだ見ていないので気になっていたところ、外出から戻って来た夫が「バスドライバーがサンタの帽子と付け髭で運転していたよ」と笑いながら言いました。

この時期サンタさんを通りなどで見かけると急いで行ってみますが、大抵はレストランやパブの宣伝マンだったりで、持っている大きな白い袋も空っぽです。でもいつものポストマンは、郵便物で重そうな大きな袋を担いで、赤いサンタさんの格好でにこやかにやって来ます。

殆どのお店や殆どの家庭でも、窓際にはクリスマスツリーとイルミネーションが見えますが、今日は面白い飾り付けを見つけました。サンタが窓からプレゼントを持って入ろうとしているかのようで、おもわず子供でなくても笑ってしまいます。本物のサンタさんが間違いなくプレゼントを届けにきてくれますようにとのおまじないなのでしょうか。

Santa
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2007年12月15日 (土)

サンタクロースチーム

街の中心に近いバス停を降りた時なんだかとても回りが騒がしかったので、辺りをきょろきょと見回しました。と前方にクリスマスデコレーションをつけた一台のバスが止まっていました。その屋上にはサンタクロースと一緒にモミの木や、リーフグリーン色のワンピースを着た大勢の女の子達が乗っていて、私達に向かって手を振っていたのです。

通りには他の人達もいましたが、何故かサンタクロースチームは私達に向かって両手を大きく振ってくれたのです。
私は嬉しくなってバスに近寄って両手を大きく振り返しました。するとサンタクロースチームは更に大きく手を振ってくれたのです。何度か繰り返した後「Good by」とそのバスを後にしました。

数歩行ってから振り返ると、彼等はまだ手を振っているではありませんか。私も後ろを振り返りながら手を振りましたが、その時そのバスがLewesという街にあるビール会社の宣伝カーだと気がつきました。「あの地ビールは美味しい!」とよく聞いていますが、まだ試したことはありません。絶対あの街のパブで試そうと、もうすっかり宣伝カーにはまっています。

Xmas
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2007年12月13日 (木)

You are joking!

スーパーストアのバス停でバスを待っていると、持ちきれない程沢山のショッピングバックを抱えた女性がやってきました。彼女はバス停まで来るとひとまず全部のショッピングバックを地面に置いて、その内の一つの中をがさごそと探し始めました。私と目が合うと「全部買ったかどうか見ているの」と言いながら私のブーツに目をやって「ドクマーチン?ピーコックカラーね、サイズ3?」と聞いたので「サイズ4、このサイズしかなかったの。」と応えました。

すると彼女はいきなり「私は72歳。」と自分の年を言いました。内心20歳位は若く見えると思いましたが、そんな月並みなことを口にしたくなかったので「私と同い年ね。」と応えました。すると彼女はまじまじと私の顔を見て「You are joking!」と言ったので、すかさず「I am joking!」と応えると彼女は「ケラケラ」と愉快そうに笑いました。

やって来たバスに一緒に乗りこむと彼女はまた話始めました。「住んでいるのはイーストボーンだけれど、きょうは姉から頼まれてここに買い物を届けにきたの。家にはいつも外国人が宿泊していて今はトルコ人とフランス人、とても家計の支えになるわ。」と言うので「外国語判りますか?」と聞くと「プロパーイングリシュも出来ないのに、外国語なんて無理。」と言うので「あなたは何処の国の人?」と尋ねると「英国人!」とその女性は応えました。そして彼女は私より一つ手前のバス停で降りたあと何度も手を振ってくれました。

Doc_martin
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2007年12月 9日 (日)

Old Village

古い村のカフェでお茶とケーキでひと休みしていると、向かいのテーブルで3人の女の子と母親らしき女性が楽しそうに食事をしていました。その内の1人の女の子は笑う度に「ケケケ」とまるでウッドペッカーのような声をたてるのがおかしくて、私も引き込まれてつい笑ってしまいました。すると女の子達はこちらを向いて、こんどは首をすくめて笑いました。

カフェを出てから少し行ったところで、さきほど向かい側のテーブルにいた女の子達が母親の運転する車に乗り込むところでした。彼女達は私達を見て車内から手を振ったので、私も手を振り返しました。すると今度は両手を大きく振ってくれたので、私もお返しをしているうちに、やがて丘の向こうに見えなくなってしまいました。

暫く歩いていくと2匹の犬、小さなジャックラッセルと大きなラブラドールを連れて散歩している人に会いました。ラブラドールはジャックラッセルを自分の子犬のように扱い、ジャックラッセルは親の保護のもとの子犬のように虫を追いかけたり、花と戯れたり自由にのびのびと遊んでいました。村はどこもかしこも草や樹々に覆われ、コンクリートフリーの地面からは本当の土の匂いがしていました。

Jack
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2007年12月 6日 (木)

お猿の嫁入り

外は今日も暴風雨のようでしたが、今朝は友人と約束があるのでうきうきしていました。彼女は約束通り朝10時にやってきて、私達は彼女の車に乗り込みました。外は相変わらずの強い風と雨で傘もさせません。こんな時はフード付きのコートが大助かりです。

彼女のメタリックシルバーの車は約30分ほど走って、大きなファームハウスを改造したマーケットに立ち寄りました。そこには、肉、野菜類、パン、ジャム、飲み物と品揃えが豊富な上に、吟味された品が素晴らしいプレゼンテーションで並んでいました。価格は大手スーパーと比較したら50%は高いように感じましたが、広い店内はとても混んでいました。

ホームメイドのスコーンやミルク、フリーレンジの卵を買い、その後は絵に描いたような英国のカントリ−サイドのパブでランチ。パブを出る頃には雨も止んで、明るくなってきました。雨上がりの牧歌的な道を走っている途中で、友人は「向こうの丘に白い馬が見えるでしょう。麓には羊がいて良い眺めじゃない!」と教えてくれました。大昔に彫られたという白馬は厳かでまるで走っているかのような姿にみえました。

暫く走ると太陽が出ているのに大粒の雨が降ってきて、狐の嫁入りみたいと思った瞬間友人が「こちらではmonkey's weddingと言うのよ」と言ったので吹き出しました。「日本ではfox's wedding」と言うと彼女は「猿より狐のほうが好きよ!」と言ったので今度は皆で大笑いしました。

Thewhitehorse
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2007年12月 2日 (日)

little black dress

昨夜はブライトンミュージアムの "little black dress" Exhibitionプリオープニングパーティに行きました。招待状のドレスコードにはdress for the occasionとなっていて、友人は「黒いドレスの指定!」と電話の向こうで興奮気味に言いました。黒いドレスの展示会を黒いドレスを着て見に行くなんてなかなかの趣向です。

暴風雨のような天候の中タクシーで会場に着くともう入り口は長い列、女性達は申し合わせたように黒い服で来ていました。入り口近くにいた知人のサイモンは、黒ベルベットのジャケットに黒のトロウザーズ、それに白のシャツとドレシーないでたちで。男性はファンシータキシードやハイランドスタイル、ダークスーツやジャケット&トロウザーズと人によってまちまちの装いでした。

会場でキューレーターのEleanorに挨拶、彼女はスリーブレスのタイトなシルエットでそれはlittle black dressのお手本のようなものでした。女性達はそれぞれが黒色の個性的なワンピースやスーツを着ていましたが、なかでも黒に白い襟をつけたドレスは際立ってエレガントにみえました。帽子やヘアーオーナメントに凝っている人にもワクワクしました。

添えられていた1954年Christian Diorの「黒い服は、いつでも、いくつになっても、どんな機会にも、着ることができます。little black dressは女性のワードローブの基本です。」という言葉がとても印象的でした。このExhibitionは来年の6月1日までのロングランです、何度かまた観に行こうと思っています。

Littleblackdress
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2007年11月29日 (木)

虹色の雲

今日は早朝から外出。バスは予定時刻より2分遅れで到着。バスを待っていた男性は私達に「たった2分、Excellent!」と笑いながら言いました。バスに乗り込むと運転手さんは「Good morning!」と言い、定期を見せると「Thank you!」と言いました。

夫の友人の話では、バスの運転手さんが乗客に対して二言話すことはきわめて珍しく,一言でもあれば上々、何も言わないのが普通だそうです。これはバスの乗客が乗り降りの度に「ありがとう」や「さようなら」と声をかけますが、これに応える運転手さんのことで、今日は二言も言ってくれたのです。

お昼はJohn Lewisのビストロでとりました。注文したサラダはグリーンと白のケーキのようでとても美味しく、思わずウエートレスさんにそのレシピを尋ねました。彼女はシェフから聞いてきて教えてくれました。

今日はバスの運転手さんやウエートレスさんの対応が私をいい気分にさせてくれました。それはまるで虹色の雲を見たときのような、弾んだ幸せな気分でした。

Redsky
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2007年11月26日 (月)

ステイトリーホーム

今日はお天気が良いので友人が教えてくれた古い村に行くことにしました。バスを降りて幹線道路から細い脇道に入り、1.5キロ程歩くと、村の入り口近くに立派なジョージアンのステイトリーホーム(Stately Home)がありました。そこを通りぬけて暫く歩くとカフェがあり、サイクリングやドライブでやってきた人達で賑わっていました。

ステイトリーホームとは16世紀中から20世紀はじめに建てられた貴族の邸宅を言い、英国国内には500程あるそうです。荘園領主の邸宅として建てられたマナーハウス(Manor House)でも荘厳なものは、ステイトリーホームみたいなものと表現されることがあります。

広大な土地に囲まれたステイトリーホームは、結婚式や披露宴、パーティなどの会場として借りることができます。ここにはその向かい側には古い教会もあるので、挙式には申し分のないロケーションです。今日はここの庭に大きな白いテントが張ってあって、何かの催しが準備がされているかのように見えました。

Stately_house
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2007年11月24日 (土)

外は激しい雨が降リ続いています。こんな時は海辺に人はいないだろうと思っていたら,遠くのほうで白いものが動くのが見えました。目を凝らしてよく見ると、白い犬が何かを追いかけて走っていました。その犬は子供の頃に飼っていたスピッツのパピィによく似ていたので、時間が経つのも忘れてその白い犬を眺めていました。

浜辺にある建物のひさしの下には飼い主がいるようで、そこから浜に向かって何かを投げると、犬はそれを追って雨の中を猛スピードで走り、それをくわえてひさしの下に戻ります。同じ動作を何度も何度も繰り返しついに犬も飽きてきたのでしょうか、ひさしの下の飼い主に何かをせがむように尻尾を左右に振っているのが見えました。

飼い主が雨の中を歩きだすと,犬は嬉しそうに彼の後をついて浜辺からプロムナードに、そして通りの信号までやってきました。雨は相変わらず激しく降っていましたが、信号が代わるのをお行儀よく待っていました。やがて信号が代わり飼い主が歩き出すと、犬もその後に続きました。そしてついに犬も飼い主も見えなくなりました。

Twodogs
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2007年11月17日 (土)

クレッセント

今朝は6時ごろを境にしてほんのりと明るくなってきて、やがて7時半頃には車や人の行き交うのが見えるほどになりました。夕暮れは午後4時頃に太陽が濃いオレンジ色の光を放ちながら地平線の下に沈んで行き、その光が雲の間をリフレクトしてきらきらと輝き、一日の終わりを讃えているようにみえました。

暗闇になるその少し前、濃いグレイの雲の向こうにまだ太陽の残した光が茜色に変わって、その光を海面に落としたまま日が暮れていくと、その頃空の高いところに三日月が優雅な姿を見せましたが、夕暮れの茜色に染まった空に気をとられていると、気がつかないくらいのとても繊細な三日月でした。

Halfmoon
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2007年11月 8日 (木)

Blackbird

バスから降りて帰宅する途中に坂道があり、その坂に沿って家が数軒並んでいます。どの家にも同じように前庭があり、その前庭には、家の窓が半分ほど隠れるように樹木が植えられています。樹木は四季折々の花や実をつけているので、坂道を歩いて帰宅する時には自然と前庭の方に目がいってしまいます。

今日はそこにブラックバードが止まってしきりに何かをついばんでいる様子です。そっと近くに寄ってみると、オレンジイエローのくちばしで熱心に木の実を食べていました。そしてこちらに気がついてもおかまいなしです、飛び去ることもしないで夢中で食べ続けていました。そのためにあの陽気で美しい鳴き声を聞くことが出来ませんでしたが、その姿をゆっくり眺めることが出来ました。夜明けとともに良く聞こえるあの鳴き声を、目の前で聴けたらどんなにか素敵だったことでしょう。

ブラックバードは、一年を通じて街やカントリーサイドなど何処でも見ることが出来ます。そしてあのビートルズの歌にもなったブラックバードは、英国で最も良く知られている鳥の名前なのです。

Blackbird2
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2007年11月 5日 (月)

Brighton Run

11月4日はブライトンランの日で、ロンドンからブライトンに向けてベテランカー(ヴィンテージカー)が走ります。
ブライトンランは毎年11月の第一日曜日に予定されていて、悪天候で雨が降っていても開催されます。スピードを競うレースではなく、ロンドンからブライトン間を完走するレースで、完走できた車にはブロンズメダルが与えられるのだそうです。

このレースに参加できるのは、1905年以前に作られた車にのみ資格があります。100年以上も前につくられた車はどれもぴかぴかに磨かれ、それに乗っている人々の服装は車とコーディネートされとても凝った服装をしています。ですからギャラリーにとって車は勿論ですが、帽子から靴まで揃えた服装を見るのも楽しみのひとつなのです。

2005と2006年のブライトンランは、以下にアクセスされるとご覧になれます。
http://www2.odn.ne.jp/js-formal/brightonrun1a.html

Brightonrun2007
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2007年11月 2日 (金)

11月の紫陽花

今日はよいお天気で11月に入ったとは思えない暖かさ、バスでお気に入りのビレッジに行くことにしました。
赤い2階建てのバスは、街の混雑を抜け教会や大きな公園、大学などを通り過ぎると、紅葉した樹々や緑に囲まれた細い道をスピードを上げて走って行きます。いちいち車内アナウンスがないのもとても良い気分です。

目的のビレッジで初めての道を散策しました。アップダウンの細い道を行くと、グリーンに囲まれ公園のような中に女学校がありました。そこをぬけると急勾配の坂の両側に前庭のある家並みがあり、その途中の庭に沢山の紫陽花がまだ花をつけていて、その見事な花の色に思わず足が止まりしばし見とれてしまいました。

日本では紫陽花は梅雨時から初夏の花で、盛夏を境に見ることはありませんが、こちらでは11月でもまだ見ることが出来ます。

Novemberhyd
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2007年11月 1日 (木)

スージー

昔間借りしていた家のお嬢さんスージーが我が家を訪ねてくれました、数十年振りの再会です。彼女はご主人と鉢植えのオーキッドをおみやげに「少しも変わっていないわね!」と微笑むその目元は、彼女の母親にそっくりでした。

夫が彼女の電話番号を見つけ懐かしくて電話をすると、それからまもなく訪ねて来てくれました。彼等はヨットをカリブ海に所有していて、まもなくそこに行く予定をたてていたということで、私達の電話はグットタイミングでした。文字通り久し振りの再会は、家族のことやヨットのことなど積もる話で大いに盛り上がりました。

それから丁度1週間オーキッドの蕾みは美しい花を咲かせ、そして昨日もうひとつ咲きました。可憐に見えるオーキッドですが思いの外強く、寒い冬には冬眠し春になったら花を咲かせるそうです。黄色と紅色のオーキッドは明るいスージーみたいで、彼女の姿を思い出します。

Orchid
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2007年10月28日 (日)

冬時間と夏時間(Daylight Saving Time)

今日の日曜日から夏時間が終わり冬時間になります。
朝8時に起床して家中の時計を7時に、1時間遅らせて少し得した気分です。10月に入ると朝はいつまでも明るくならないのでついつい寝坊しがちです。冬時間の始まりは良いのですが、夏時間に切り替わる3月は1時間早まるので、それにアジャストするのにいつも苦労します。

Daylight Saving Timeは、オイルランプの時代の1784年ベンジャミンフランクリンにより提唱されたのが始まりだそうで、その後いろいろ討議されて導入されてきたようです。自然光を最大限に利用する目的のこのアイディアは、時計の針を進めたリ遅らせたりするのが少々面倒ですが、地球環境の観点から貴重なことだと思います。

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2007年10月24日 (水)

公園の並木道

今日は良いお天気なので、先日バスから見えた公園の並木道に行くことにしました。ここの海辺の近くに大きな木はありませんが、かなり離れたこの公園の並木には大きく育った樹々が沢山枝をのばしていました。葉は大分紅葉して樹皮はところどころ剥がれて迷彩柄のようになり、風が吹くたびに木漏れ日がきらきらと光っていました。犬を連れて散歩している人や連れ立って歩いている人々の間を自転車に乗った人が通り過ぎていきます。道の前方はブッシュになっていて、その手前でカモメと鳩が仲良く地面をついばんでいました。暫くするとカラスもやってきて、仲間になりました。

Seagull
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2006年12月12日 (火)

クリスマスのオープンハウス

友人からオープンハウスへ誘いの電話があり、急いで昼食を済ませた後、迎えにきてくれた彼女の車に夫と一緒に乗り込みました。風は強いけれど、珍しく良いお天気です。オープンハウスは、年に何度か一定の期間中催しに賛同してくれた市民の家で、絵画、写真、彫刻、クラフト、洋服、アクセサリーなどいろいろなものを展示しまた即売もします。今回のクリスマス向けオープンハウスは参加数40軒余りです。私達はまず友人お勧めの油絵を見に行きました。車は緑の多い公園の横の道を走り、立派なお屋敷の見える通りから住宅が密集している細い道へとアップダウンを繰り返して、まもなく目的地に着きました。ごく普通の家に入ると大小の絵がフレームに入れて展示されています。クラシックで温かい印象の絵に見入っていると、「お茶はいかが?」と聞かれ、ミルクティを飲んでいるとペインターが近寄ってきました。ペインターの人懐っこい明るい調子で会話は楽しく弾みました。その後で別のオープンハウスのクラフトを見に行きました。最初の絵がとても素晴らしかったので、夫は「美味しい料理を食べた後に、不味いデザートを食べたみたいでちょっといけないね」とそのクラフトの印象をもらしたので、友人も私も大きく頷きました。
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2006年12月 9日 (土)

嵐の後で

昨日は夕方のニュースで、ロンドンにトルネードが発生して怪我人や家屋の被害があったことを知り、早速ロンドンの友人宅に電話を掛け様子を聞きました。トルネードは友人宅から5キロ程離れた場所で起ったということで安心しましたが、イギリスでのトルネードの発生は年々増加しているということで不安になりました。今年だけでも英国では50を超える数のトルネードが起っているという、これ迄は考えてもみなかったので恐ろしい気がします。夜になると嵐も収まり、昨夜は暫くぶりで熟睡することが出来ました。今朝はまだ雨が降っていましたが、暫くすると陽も射してきて、こんな当たり前のことが今日は幸せに感じます。午後にはまた小雨になりましたが、風はなくて傘をさすことができたので、入浴剤を買いにバスで街に出ました。Bストアの棚にいろいろな種類の入浴剤がありましたが、”アンチストレスセラピィ”とか”リラクシングセラピィ”と書かれたボトルに手がのびました。結局カモミールとネロリ、ラベンダーとベルガモットの2本のボトルの香りと色が気に入って購入、帰宅しました。
Seaincalm
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2006年12月 8日 (金)

バギーに乗ったサンタクロース

街には、もうすっかりクリスマス用商品が出揃っています。ついこの前まで空家だったショップに突然クリスマス用商品が山と積まれ、店の外まで商品がはみ出しています。99ペンスショップ(いわゆる日本の100円ショップ)もクリスマス用のグッズや包装紙が、店のスペースを占領しています。そして、近所の八百屋さんの店先にもモミの木の鉢植えが並び、いたるところで商品化されたクリスマスは、いつものことながら驚きます。大きなショップの前では、人々の気をひくアトラクションが行われていたり、街のラウンドマークであるピアの前には、巨大なクリスマスツリーが飾られ、今日はそのそばではサンタクロースがバギーに乗って現れ、本番前に何やらリハーサルでもしているのでしょうか。
Readytoxmas
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2006年12月 6日 (水)

冬のエンジェル

今日も相変わらずの暴風雨。こんなに幾日も続くことは今迄になく、やっぱり異常気象なのでしょう。外出も出来ず、ラジオのBBC4をつけました。英国で知り合ったアメリカ人の友人は、英国に20年住んでいると言います。「英国の何処がいいの?」と質問した時、彼女は「アメリカでは、BBC4みたいなラジオ番組は作れないと思う。」と応えました。その時から、この番組に耳を傾けるようにしていますが、未だに彼女の応えの域に到達することは出来ないでいます。ラジオに飽きて、次は新聞です。最近のメディアを賑わしている”ポロニュウム事件”が大きく載っています。ムシューポワロの登場をお願いしたいような事件です。お留守番をしている私には、時折階下のドアを開け閉てする音が聞こえますが、風と雨と波の音でかき消されます。窓から見える景色といえば、空と海をグレーに塗りつぶしたような単調な色彩のモノトーンです。ふっとマグノリア色の壁から白い天井を見上げると、何かがすっと動いたような、そんな気がしました。一体なんだろうと目を凝らして見ると、何も見えません。部屋の隅には彫刻を飾る柱の上に、何時ものように薄く透けた白い木綿で作られたベビー服が飾ってあるだけです。でも確かにそこに何かがすーっと飛んで潜り込んだように見えました。そしてうふふと楽しそうに笑う声も聞こえてきたような気がしました。きっとウインターサンダーストームに乗って、いたずらエンジェルが空からやってきたのに違いありません。あんなに暗かった空から陽も射してきて、なんだかとても不思議な気分です。

Winterlight
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2006年12月 4日 (月)

冬のフェスティバル

昨晩は今まで体験したことのないような強烈な嵐で、建物が揺れ風と雨の音で中々寝付かれない。一晩明けてもおさまらない風と雨にただ呆然としていました。それでも昼食時には少し明るくなってきて、雨もほとんど止んだ様子。あいにくのお天気ですが、今日は裏の商店街で恒例のフェスティバルが予定されているので、表にでてみました。いつもはテントを張った露店がでて、通りにパブができたり、馬車が用意されたり、いろいろ楽しめる工夫がされています。今日も何だか美味しそうな匂いが漂っています、こんな日にもめげずにフェスティバルは実行されていたのです。クリスマスの飾りやカード、CD、古道具、フレグランス、スカーフ、毛糸の帽子、ハンドバック、バスケット、チョコレートやケーキ、焼きそば、など思い思いの露店が立ち並んでいました。そして驚いたことに、フランスやイタリーからの露店も加わっていたのです。これらの露店は地元の露店に比べて、大勢のお客で賑わい繁盛していました。私もついフラフラとフランス産のハムとカスタードケーキを買ってしまいました。カスタードケーキには2ポンドも払い、後で気がつきました、高い買い物だって!でもお祭りですから、ついつい浮かれてしまいます。今日はこれで3時のお茶にしましょう。
Festival
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2006年12月 3日 (日)

クリスマスカード

11月にはクリスマスカードが店頭を飾ります。気に入ったカードを見つけたら買ておこう、などと考えていたらもう12月、今朝は友人から今年最初のクリスマスカードが届き、慌てて近所の本屋さんに買いに行きました。昨日登場した本屋さんですが、ここは何処より素敵なカードが豊富に揃っていて、近くだからいつでも買えると思っていたら、もう少ししか残っていません。あんなに沢山有ったカードは売れてしまったのです。クリスマスカードは、クリスマスツリーと一緒に飾ったり、大きな鏡の前に立てかけたり、本と一緒に並べたり、壁一面に貼ったりとそれぞれの家庭によって飾り方を工夫していて個性があります。これ迄で最も感動したのは、広いリビングルームの高い天井から少し下がった位置に、数えきれない数のカードが、紐に通してつるしてあった光景です。写真にとっておけばよかったと今になって悔やんでいます。12月はクリスマスでアッという間に飛んで行ってしまいます、クリスマスツリーがピカピカしている間に。
Xmascards
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2006年12月 2日 (土)

雨の日は本屋さんで

当たってほしくない天気予報が見事に当たり、朝から雨と風。ショッピングに行きたいけれど、強風で傘もさせない。午前中に家事を済ませ、お昼はラジオのBBCクラシックミュージックに耳を傾けながら食事。外は未だ雨が降り止まない。暫くして夫が「本屋さんに行こう」と誘う。そして近所の本屋さんに。この本屋さんは小さいけれど、品揃えが良い。その上注文すると素早く取り寄せてくれるので、私達のお気に入り。ドアを開けて中にはいると、オーナーが「今、地下にもショップを広げる工事中。」と説明してくれた。一階をぐるっと見てから二階へ。二階はカフェになっていて、ケーキやイングリシュティーなどを飲みながら、本棚から適当な本を取り出して読むことが出来ます。イングランドとアイルランドの旅ガイドブックを取り出して眺めていると、行ってみたいところが幾つかありました。雨降りの暗い気分はたちまち晴れて、何時に行けるかしらと考えるだけで、もうワクワクです。ビンテージの本の装丁のような、素敵でチャーミングなノートブックを購入して、本屋さんを後にしました。
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2006年11月30日 (木)

赤いセーター

先日列車の窓から素晴らしい景色を見て近いうちに行ってみたい、と思っていたへイステングス。天気予報が見事に当たって朝から快晴、今日はいよいよその日です。朝9時前に家をでてバスで駅に。チケット売り場は長蛇の列でしたが、以外と早く順番がきました。チケットを買って、大急ぎで電車に乗り込みました。目的地まで1時間ちょっと、窓から紅葉した雑木林や農場、牧場、ゴルフコースなどさまざまに変わる景色を飽きずに眺めていて、ふと車内に目をやると、たった今乗ってきた赤いセーターを着た犬を連れた女性が、斜め前の席に座りました。大きなバックからブランケットを取り出し、彼女の隣の席に広げました。と、その瞬間犬がそのブランケットの上にお行儀よく座り、それから大きな丸い目でゆっくり当たりを見回しました。ね、この赤いセーター似合うでしょと言わんばかりです。飼い主の女性曰く、犬は毛が短いので寒さに弱く、冬のシーズンだけこれを着せているのだそうです。これは犬用のセーターだそうで、11歳の犬が迎えるこれからイギリスの冬には欠かせないアイテムなのでしょう。
Adog
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2006年11月28日 (火)

午後のお散歩

暴風雨のような天気から一気に晴れわたり、きょうは気持ちのよい午後になりました。そこで急遽お散歩に行くことに決めました。行く先は特になくローカルショップのある通りを歩いて行くと、新しいショップがオープンしていたので入ってみました。バス用品やガウン、バニティバック、リップクリーム、ボディクリームやハンドクリーム等良い感じの商品が揃っています。ちょっと変わったデザインと色の組み合わせのデイバックを見つけ買うことに。でも充分なお金を持っていなかったので取り置きしてもらうことにしました。店を出て暫く歩き、クリスマスカードを買ってからシーフロントの方向に。カモメがあちこちでのんびりとお尻を振って歩いていたり、羽を広げたりして遊んでいるのを見ながら、シーフロントのプロムナードに到着。陽の光と影が織りなすアブストラクトな眺めに感動しながら、ゆっくりとプロムナードを歩いて帰ってきました。
Wavingpierjpg
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2006年11月27日 (月)

サンデーゲスト

日曜日のお昼にやってきたゲストは、肉とお米とパンとビスケットとチョコレートは食べるけれど、野菜はポテトとグリーンピースだけ、フルーツは全く食べないという変わったイギリス人。午前中はめったにしないお掃除をして、家の中がすっきりと片付きました。通常はゲストのためにメニューや飲み物を考える楽しみがありますが、今日はその楽しみがない代わりに手間いらずの料理です。オーブンでポークソーセージを焼いて、ポテトとグリーンピースを茹でて、インド米のご飯を炊いて出来上がり。赤ワインと一緒に食べました。その後はチーズ。そしてデザートはチョコレートケーキとお茶(勿論イングリッシュティー)。風は少し強くても、そとは明るくブルースカイの日曜日、贅沢は言えません! 11月も終わりですもの。
Sundayguest
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