カテゴリー「MrsBのグルメ」の記事

2008年10月15日 (水)

フィッシュパイ ミセスBスタイル

英国の代表的な料理とも言える各種のパイは、これからの寒い季節にぴったりのメニューで、ふーふーしながら食べると体があたたまり、消化もよくてヘルシーです。以前知人宅でごちそうになったフィッシュパイがとても美味しかったので、教えてもらったレシピにしたがってその後幾度かトライするうちに、どうやら私なりのフィッシュパイの味になりました。

材料は、スモークした(あるいはスモークしていない)タラやハドック(ほとんど同じ白身でやや小型)と小エビです。お鍋にそれらを入れて、全体をカヴァーする程度にミルクを注ぎ、そこにベイリーフとパセリを入れて煮ます。魚とエビに火が通ったら、引き上げて骨をとり、適当な大きさにしておきます。鍋に残っているミルクに塩と小麦粉をいれて、とろっとなるまで煮詰め、その間にパイ皿(耐熱用の丸や楕円の陶器の器)にさきほどの魚とエビを並べ、其の上から煮詰めたソースをかけて、マッシュドポテトでカヴァーします。其の上にチェダーチィーズを轢いたものを適当に振りかけて、オーブンで30分ほど焼くと出来上がり。

それにアスパラガスやブロッコリ―、カリフラワー、などの温野菜を添え、白ワインがあればちょっと寒い日のパーフェクトな食事になること請け合います!

Fishpie
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2008年4月 4日 (金)

58ペンスの幸せ

夫がスーパーから買ってきた袋の中にクランペットをみつけました。「たまには良いでしょ、これからお茶!」というので、オーブンを温めお茶の準備をしました。準備の間に、夫はクランペットのパッケージにある "meal idea" の「バターの上からバージンオリーブオイルをかけても美味しい」を読み上げてくれました。

「オリーブオイルはやったことがないから試してみよう」と私。「バルサミコビネガーを一緒にかけても美味しいとある」と夫。「それもためしてみよう」と私。クランペットは昔々アングロサクソンの発明したパンケーキで、当時は硬いものだったそうですが,ビクトリア時代にイーストを入れてソフトになったそうです。

私は焼き上がったクランペットにオリーブオイルをかけ,一口食べてその美味しさに感動。「このクランペットは美味しい!オリーブオイルもよくあう!」と言う傍で夫はお決まりのバターとストロベリージャムで「美味しいね!」と言う。スーパーのレシートの crumpet 58P(約120円)に、またまた感動しました!

Crumpet
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2007年12月12日 (水)

Brussels sprout

我が家のサパーに訪れた友人が、芽キャベツの温野菜を見て「Brussels sprout大好き!」と嬉しそうに言ってから「英国ではBrussels sproutと呼ぶのにブリュッセルでは何故か(Brusselsは省略して) sproutと言うそうよ」と笑いながら付け加えました。

11月も終わりになると、八百屋さんには太い茎の回りに芽キャベツが沢山なっているものが店先に並びます。「クリスマスの飾りとしても素敵でしょ」と販売員の女性は目を細めて言いました。去年は買い損ねたので今年こそと思っていたのですが、それから毎日が暴風雨のようなお天気で外出もままならず、Brussels sproutが気に掛かっていました。

そんな時にテレグラフマガジンの記事に芽キャベツのことが載っていました。「芽キャベツが英国に登場したのは意外に遅く、18世紀の終わりです。1845年版のModern Cookeryの芽キャベツレシピには“柔らかくなるまで茹でて、バターソースをかけて出来上がり”と。」芽キャベツ大好きの友人に今度はビクトリア時代と同じレシピで料理してあげよう、なんて密かに考えています。


Brussels_sprout
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2007年10月20日 (土)

ゴールデンシロップ

ある時友人からアフタヌーンティの招待を受けました。約束の午後4時頃に彼女の家に着くと、そこには甘い香りが漂っていて、居間にはサンドイッチやいろいろなお菓子が用意してありましたが、その内の一つがこれ迄に見たこともないお菓子でとても興味をそそられました。岩を砕いたようなごつごつとした形と色で、その一部はチョコレートで覆われていました。サンドイッチに続いてそれをいただくことにしました。素朴な食感で美味しい!「このお菓子は何という名前?」と聞くとこれは家族に伝わるレシピで「私の大好きなお菓子」と呼んでいるのよ、、、。

そのレシピを教えてもらったのが、ゴールデンシロップとの初めての出会いです。
ゴールデンシロップはお砂糖の製造過程できるもので、とっても甘く、見た目は蜂蜜やメープルシロップによく似ています。実際その代用にされるようです。その昔はお砂糖だけをとって、ゴールデンシロップを捨てていたようですが、そこに目を付けたスコットランド人が、1880年代の初頭に製品化しました。ゴールデンシロップはたちまち話題になり、このビジネスは大成功をおさめたようです。その証拠に今では英国だけではなく世界がマーケットになっていて、多くのフアンをもっていて勿論私もそのひとりなのです。

Goldens
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2007年10月17日 (水)

ターキッシュディライト

でんぷん(コンスターチ)を煮詰めて作るこのお菓子は、和菓子の求肥をとても甘くしたような懐かしい味がします。
英国人が19世紀トルコから持ち帰ったといわれるターキッシュディライトは、紅茶、コーヒー、日本茶、ハーブティなどどんなものとでも相性の良いお菓子です。このお菓子には誕生にまつわるお話がいろいろあるようですが、つぎは私のお気に入りです。

「むかしむかし、トルコ皇帝に愛する女性がいました。女性の心は胃袋に繋がっていることを知ってる皇帝は、彼女の心を掴むため、ロイヤルシェフに今迄に見たこともないお菓子を作るように命令しました。シェフ達は競争して新しいお菓子の開発に努め、その結果ターキッシュディライトが誕生しました。」というお話です。

このお菓子は、今でも確かに女性の心をつかんではなさないようで、25gの賽の目(cube)のひとつで86カロリー,お砂糖は19,7gと知っていても、食べ始めたら止めることが出来ない魔法のお菓子です。
英国では特にクリスマスの時期に、お茶の時間や食事と食事の合間につまむお菓子として良く食べるそうです。

Turkishdelight
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2006年12月 1日 (金)

サパーに招かれて

今夜は夕食に誘われました。近所の酒屋さんでワインを買って、それからバスに乗って友人宅を訪ねました。友人と挨拶を交わしていると、玄関のブザーが鳴り別のゲストが、グッドタイミングで到着しました。食事はそのゲストがフランスから持ち帰ったというボージョレーヌーボーと”おつまみ”で始まりました。ゲストの仕事は映画やテレビドラマの衣装が担当だそうで、彼女の手がけたミスマープルや、新作のロビンフッドのことで話は盛り上がりました。何でもコストの高いイギリスを避けて、テレビドラマの制作ではよく東欧でロケをするそうです。最近BBCで始まったロビンフッドは、てっきりイギリスのロケに違いないと思っていましたから、一寸驚きです。「イギリスでは古いファブリックやリボンテープは恐ろしく高いけれど、東欧では古い生地も縫製工賃もまだ安いわ。」など話が弾んでいると、美味しそうな匂いでメインディッシュのパセリソースのガーモンハムが焼き上がり。そしてサイドの野菜は小玉葱、インゲン、ブロッコリー、ポテトと人参のスマッシュしたものとパイナップル.見た目にも食欲をそそります。デザートは温かくしたブラックベリーにクリーム添え、そしてお茶はカモミール。思いがけず私の大好きなミスマープルの話も出て、今夜は素敵な夜でした。