2009年11月 9日 (月)

ドイツ旅行(2)

朝食時に前日に訪問した会社でのお昼の会話を思い出しました。社内にあるカフェテリアに案内されフルコースの食事が運ばれてきた時「お昼はいつもこうですか?」と案内してくれたR氏に聞くと「ドイツでは、朝は皇帝の食事、昼は王様の食事、夜は貧乏人の食事と言い、朝と昼を重要視します。これはフランスとは逆ですね!」と笑いながら言われた言葉が印象的でした。

今朝もまた昨日の朝食と同じように皇帝の食事がブレックファースルームで始まりましたが、喜んでばかりはいられません。このような食事が毎日続いたら、危険!と前日より控えめに食べたつもりでしたが、それでも「4皿も!」と夫は目を丸くして、言いました。

朝食後は、再び街に探検に出掛けました。昨日黒い猫がいた坂を黒猫坂と称してその坂を通ることにしましたが、その日の朝も同じ黒猫がこちらの様子をじっと伺っています。赤い首輪をつけたスタイリッシュなその猫は、突然小鳥を見つけると猛烈なスピードで追いかけ樹にまで駆け上がっていったのです。野性むき出しの黒猫の迫力に驚きしばし眺めていましたが、少し寒くなりカフェに入ったのです。

Kuronekozaka
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2009年11月 8日 (日)

ドイツ旅行(1)

夫の仕事のお伴でドイツのWetzlarという町に行きました。朝9時半に自宅を出たのに、Wetzlarのホテルに到着した頃にはすっかり陽も落ちて、時計は既に夕方の6時を回っていました、9時間の長旅です。翌朝は早く起きて朝食をとりにブレックファーストルームに。卵料理、ソーセージ、トマトサラダ、それにホームメードのジャムも美味しくて、お腹いっぱい食べた後は街を探検に出掛けました。

Wetzlarは坂の多い街で、そのため階段がいたるところにあります。そして人が独りやっと通れるような細い急な階段が随所にあり、その先がどうなっているのか行ってみたい衝動にかられます。その内の一つの細い階段を下りると商店街に出て、その先には川が流れていていました。軒を連ねる建物は、その一軒一軒の形やデザイン、色が異なっているのにも拘わらず、全体として調和して見えたのは不思議です。

川の流れに沿って歩いていくと公園があり、朝早いせいか人の姿はなく静かで、空気はぴーんとしてイギリスの私達の町とくらべると冷たく感じます。樹木はすっかり紅葉して鮮やかで、ところどころに野草が花をつけていました。自然を眺めた後はホテルに戻りましたが、その途中に立派なカセードラルがあり、アカデミックに見えるこの街には、ゲーテが住んでいたこともあると知り嬉しくなりました。

Wetzlar1
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2009年11月 1日 (日)

雨、のち曇り、晴れ

金曜日の深夜から降り始めた雨は土曜日の朝も降り続いている。大きな傘を持ちレインコートにブーツと完全防備で郵便局に出掛けたら、なんと霧雨にかわってしっとりとした空気で暖かい。明日から11月とは信じられない気温で、足取りも軽く帰宅しました。すると夫が「6月中旬並みの気温で18度!」と教えてくれました。

午後から今度はカミソリの刃を買いに出掛けました。これはひげ剃り用ではなく、キッチンの電気調理器の汚れを取り除くためで、夫は「シェービング用のクラシックなものを買ってきて!」と言いながら、使い古しを見せてくれました。Bケミストならきっとあるよということで、Bケミストまで行くことにしました。

Bケミストの販売員に「カミソリの刃ありますか?」と聞くと置いてある棚に案内してくれました。5種類程のカミソリの刃の中に目的のものが一種類だけあり、「これは両刃ですか?」と聞くと、「その通り、とっても良く剃れますよ!」と言う。そして「英国で一番の品質、2度剃りするといいですよ!」と言われて、私は笑いをこらえながらバスに乗りました。

Seagrey
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2009年10月31日 (土)

ティディベアー

古本屋さんを漁っていたらティディベアーの本を見つけました。"THE LITTLE BOOK OF TRADITIONAL BEARS"というタイトルの小さな本で、ハードカバーです。ティディベアーの写真と作られた年代や国名、特徴などが一目で分かり、ドイツやアメリカ、英国、オーストラリア、フランス、日本のティディも載っています。ティディ好きの知人Wに見せると、ため息をついて「良い本を見つけたわね!」と羨ましそうに言いました。

どのティディにも名前がついています、例えば1940年に作られた英国のティディベアーはBIG BEN、Chad Valleyで生産され背丈は107cm、丸い顔と目に特徴のあることがわかります。1930年代の大恐慌下で作られたフランスのMAURICEは、モヘアではなくフランネル製で経費を節約したティディです。夫がそれを見て「今の時代にぴったりじゃない?」と。

Wは長男が生まれた時に自分でティディベアーを作ってあげたそうです。「どの位の大きさの?」と聞くと,この位と両手で教えてくれたサイズは30センチ以上はありそうです。「今も持っているから、今度見せてあげるわ!」と笑顔で言った後に「英国にはティディベアー専門店が沢山あって、驚くわよ!」と目を丸くしました。

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2009年10月28日 (水)

元軍隊の料理長

T食料雑貨店で野菜をみつくろっていると、ステッキをついた男性が「これはどのように料理するの?」と茄子を指差して聞いてきました。「スープに入れたり、焼いたりいろいろあるけれど私はディープフライが一番好きよ!」と応えると、「上手な英語だ!」と褒めてくれた後に「なんと言っても英国料理が一番だね!」と言いました。

「それならフィッシュ アンド チップス、知っているわ。」と言うと「アハハハ、アハハハ」と大きくのけぞって大笑いした後に、そうではないよという表情で「ローストポークにポテト、カリフラワー、人参、キャベツ、ブロッコリー、いいね!昔は軍隊で料理長を19年間していたよ」と言うので「お料理のプロ!」と驚くとまた「アハハハ」と笑いました。

「ローストポークはオーブンでどの位焼くんですか?」と聞くと「ミディアムより少し弱い火で、2時間半。」と応えました。それから料理用のリンゴの前まで行き「この皮を剥いて一緒にローストするとアップルソースが美味しいよ」と教えてくれました。「どの位のお肉で?」と聞くと「このくらい!」と両手を目一杯広げ、にっこりして料理長は立ち去りました。

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2009年10月25日 (日)

Morning has broken

今日は小春日和、なんだかうきうきです。近所のスーパーに行く途中、前から歩いて来た男性がすれ違う時に帽子のふちを指で少し持ち上げてにっこり、私も笑顔を返しました。スーパーの買い物が終わってからお店の外にでると、先ほどの男性が大きなショッピングバックを下げてやってきて、こんどは笑顔を送ってくれました。

彼は私の後から歌を歌いながら歩いて来ます。それは聞いたことのあるメロディーでしたが題名が思い出せずに「なんだったかしら??」と考えている内に歌は聞こえなくなり、後ろを振り返ると彼の姿も消えていました。帰宅してお茶の支度をしていると、夫の口ずさむメロディーが聞こえてきて、それはまさしく先ほどの男性が歌っていたものです。「ねえ!それは何と言う歌だったかしら?」と声を弾ませて聞きました。

夫は「”Morning has broken”だけど、どうして?」と聞き返したので、道で会った男性の話をしたところ「この歌は自然に口からでてしまうことがあって、時々知らないうちに歌ってしまうんだけれど、もしかすると彼もそんな”気分”だったのかもしれないよ!」と言い、70年代のキャット・スティーブンスの曲だよと付け加えてくれました。

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2009年10月22日 (木)

電気屋さん(2)

電気屋さんがお昼をとっている間、私も料理を。フライパンを電気cookerの上にのせ火を入れ油をひき、”お菜箸”でベーコンやマッシュルーム、茹でたポテトを入れる様子を電気屋さんが見ていることに気が付きました。私が電気屋さんの方に振り返ると、彼はお茶を美味しそうに飲みながら手品を見物しているように目を凝らしています。

長い”お菜箸”を使って、マッシュルームを炒めたり、ポテトをひっくり返したり、ベーコンを掴んだりしている動作に驚いた様子です。以前英国人の友人がこのキッチンに来た時もこの電気屋さんと同じだったことを思い出しました。彼女は私がお箸を使う手元をじっと見てため息をつき「私には出来そうもないわ。不思議、よくできるわね!」を連発していました。

お昼が終わった電気屋さんの表情は、やってきた時よりづっと和らいだように見えましたが、それは美味しいお茶を飲んだ為か、手品を観たからか、またはその両方だったかもしれません。それから暫くして作業は終了し、後片付けをして帰って行きました。今回のことで家の中は全て電気で動いていて、電気なしでは生活出来ないということを思い知らされたのです。

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2009年10月21日 (水)

電気屋さん(1)

先週の月曜日、部屋の電気やスタンドのスイッチを入れて暫くするとチカチカと点いたり消えたり、冷蔵庫や冷凍庫の様子までおかしい、大変!と夫は電気屋さんに来てもらうことにしました。今日は待ちに待っていた電気屋さんの来る日ですが、朝から冷たい雨が降っていて、昨日迄のお天気とは様変わりです。

電気屋さんは約束の朝8時半頃アシスタントと二人で重そうな工具を一杯抱えてふーふー言ってやって来ました。そしてすべての電気を切り作業開始です。彼等は半袖Tシャツ一枚だけ、私はタートルネックのセーターにロングカーデガンとブーツ。それでも寒くついにはダウンのコートを重ね着。夫が電気屋さんに「この寒さなら、暫くの間電気が駄目でも冷蔵庫は大丈夫、ついてるね!」と話している声が聞こえてきました。

そうこうしているうちに、やっと一部作業が終了しお茶を湧かせるようになりました。キッチンで電気屋さんは「ここでサンドイッチを食べてもかまいませんか?」と夫に尋ね、「どうぞ、お茶でも入れましょう。ミルクとお砂糖はどうします?」と夫が聞くと、電気屋さんは「ミルクだけお願いします!」と嬉しそうに応えました。

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2009年10月20日 (火)

バスの中の会話

ショッピングの帰りのバスは空いていて、好きなシートに腰掛けることが出来ました。私の前の席には二人がけのシートに女性が一人、銀色の大きなウエーブの髪に陽の光があたりきらきらです。次のバス停から90歳前後に見える女性が乗り込んでくると、キラキラ女性は立ち上がり「まあー!」と彼女に声を掛け、隣の席を勧めました。

隣に腰掛けた老女は「お変わりない?今日は良いお天気ね!」と一通りの挨拶が終わると昔話を始めました。「どこそこ(聞き取れず)にピクニックに行った時はそれは素晴らしかったわ、今日みたいな良いお天気で!サンドイッチもビスケットも良かったけれど、何と言っても伯母さんの手作りのお菓子は特別だったわ!ねえ、ところで私の伯母さんご存知?」「いいえ」とキラキラ女性は可笑しそうに応えましたが、老女はそれにおかまいなしでピクニックの続きを一方的に話し始めました。

如何にも英国人らしい彼女の話振りにすっかり興味をそそられて、他人の会話に身を乗り出して聞いている自分のお行儀悪さを反省しながらも、でもどうにも止められませんでした。

Bus
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2009年10月15日 (木)

ROALD DAHL

先日ROALD DAHLの”Esio Trot”というタイトルの本を古本屋さんで買いました。このタイトルについて作者は亀という意味を亀語で書いたと説明しているのに興味をそそられたのです。本文は勿論のことイラストも絶妙、引き込まれて時間の経つのを忘れる程でしたが、薄い本なので早々に読み終わってしまいました。とても楽しく読めたので、この作者の別の本を探すことにしました。

見つけた2冊目の本のタイトルは ”Fantastic Mr Fox" というもので、イラストも一冊目と同じQUENTIN BLAKEによるものです。これは、Mr Foxという狐の家族と3人の農夫のお話です。Mr Foxと農夫達の知恵比べですが,はたしてどちらに勝利?それは判りませんが目下この本に夢中です。

3冊目に用意しているのは ”BOY" というタイトルで彼の子供の頃のお話ですが、この表紙もQUENTIN BLAKEのイラストです。そしてその後も、"Charlie and the Chocolate Factory" と続く予定です。この秋はROALD DAHL三昧で楽しい時間が過ごせそうです。

Ddahl
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