2012年5月19日 (土)

イングリッシュサマーはまだ?

早朝に近所まで行った夫は「今日は寒い。出掛けるならコートを着ていった方がいいよ!」と青白い顔で寒そうに帰ってきました。暫くすると夫はまた外出すると言い、今度は冬のオーバーコートを着込みウールのマフラーをして「これで大丈夫!」と出掛けていきました。

ボイラーを新しくしてから寒い日続き。良い時に新しいボイラーに交換してラッキーだったと2人で喜んでいますが、一体全体夏は何処に行ってしまったのでしょう。このまま気温が上がらないで夏を迎えるのでしょうか?「これがイングリッシュサマー!」と行きつけのお店の店員さんはニコニコ顔で言っていましたが、さて?

お昼頃に帰宅した夫は玄関に入るなり「5月にコートは無理!無理!」とマフラーを外し,コートのフロントボタンを全部外し頭から湯気を出したピンク色の顔が笑っています。朝は寒くてもお日様が出てくるとだんだんと暖かくなってきます。夏はもうそこまでやってきているのかも知れません。

Englishsummer
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2012年5月17日 (木)

ピンクのルージュ

悪天候続きだったのでなかなか隣街に行けなかったけれど、今朝は青空になったので行くことにしました。途中のバス停から乗り込んで来た年配の女性が私達の前の席に腰掛けました。彼女の顔には皺が目立ち背は少し丸くなっていましたが、おかめ桜の花のようなピンク色の口紅をつけていました。

彼女は腰掛けてから新聞を広げしばらく読んでいましたが、何時の間にか隣席の男性と会話を始めました。鼻筋の通った横顔に桜花の唇、ジェスチャーを交え笑いながら話すその様子に、私はついつい見とれていました。近くにいた若い女性の皺一つない顔がなんとも味気なく見え、不思議な気持ちでふたりの女性を見比べていました。

このことは母娘が一緒のとき、しばしば母親の方が魅力的に見える感覚に似ているかも知れません。バスが隣街Lに着きフリーマーケットを覗くとそこにおかめ桜の女性が居るではありませんか。彼女にその魅力の秘訣を聞きたいと思いましたが、そのタイミングをみつけることはできませんでした。

Pinkrouge
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2012年5月14日 (月)

スウィード

日本で馴染みのないスウィードはカブの一種と思っていたらアブラナ科でキャベツとカブの交配種と最近知りました。クリケットボールのような形と大きさでずっしりと重く土色のところどころにワインレッドやグリーンを刷毛で塗ったような色をしています。このスウィードはカブと違ってとっても硬く包丁を入れるのが大変で、いつもこの役目は夫。

包丁が一回入るとあとは比較的簡単。皮をむくと想像外の黄っぽい愛らしい色が出てきてカブのような香りがさわやか。その後は適当なサイズに切るだけ。我が家のスープに欠かせない食材です。加熱すると更に黄色味が増し,人参、さやいんげん、ジャガイモ、さつまいもなどとの色のコントラストは絶妙です。

スウィードの原産国はスエーデンですが、まるで英国人みたい。かたく閉ざされた玄関のドアは一旦招き入れてもらうと外から想像できないような室内。そこでのお茶や食事はカフェやレストランとは違う空気や時間が流れます。他の何よりも家にお金をかける英国人気質を見るようですが、スウィードの地味なところもまたなんだか英国人をみているようです。

Swede
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2012年5月11日 (金)

ワンダーランド

夫が帰宅するやいなや「ワンダーランドに行きたくない?」と聞く。行きたい、行きたいと言ったら「食事が済んだら行こう!」と。急いで昼食を済ませ「歩いて行けるの?それともバス?」と聞いたらバスに乗ると言う。なんだかなぞかけしているようでよく判らないけれど、ワンダーランドって魅力的な響き。

街の中心のバス停で下車すると、夫は大通りを突っ切って裏通りに。「近道!」と言いながら人ひとりがやっと通れるぐらいの細い道に入り、本当にワンダーランドに通じる道のよう。やっとのことで賑やかな通りにでたら、「この辺はカフェが増えたね」と言いながら更に歩いていきます。暫く歩いたらやっと「あそこ!」と前方を指差して言いました。

入り口から中を覗くと,壁から天井まで極彩色で絵が描かれています。その絵はギリシャ神話の神々のアポロンやアフロディアか?と。ウインドーにある女神像のまとっているのは布でなくマシュマロ。犬もマシュマロ製。そう、このワンダーランドはれっきとしたカフェです!

Wonderland
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2012年5月 9日 (水)

120歳パーティ(3)

まずコートを掛けてとAのスタディに案内されました、クラシックな机と椅子、壁にはファミリートリーがフレームに入っています。それから大勢集まっているコンサバトリーに行きました。大きなテーブルの上にはワインやシャンパン,ビールなどのお酒とカナッペ、その周囲にはグラスを持った人達が歓談していますが、その多くは近所の人達なのでしょう。

混雑を避けリビングルームに行くと、Aの兄Mがやってきて「暫く!一年半ぶり?」などと挨拶した後に「何がいい?シャンパン、ワイン?」と飲み物を勧めてくれました。私達はグラスを片手に部屋の中の置物やお庭を眺め、「素敵なお家!」と褒めると彼は「正にcottage!」と目を細めました。それから彼の南フランスにある別荘の話に花が咲きました。

A&L夫妻は同い年だそうで、2人足して120歳のバースデイアニバーサリー。出席者の多くはドレスアップし、パーティを存分に楽しんでいるように見えました。賑やかな話し声とミュージックの流れるなか、遅くならないうちに私達はショコラティエのチョコレートケーキをお土産に、ルンルン気分で帰宅しました。

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2012年5月 8日 (火)

120歳パーティ(2)

パーティ当日の天気予報は風と雨、それが当日の午後には空が明るくなってきてなんてついてる!と。パーティは夜の7時半からで家を出る頃には雨は止んでいましたが、5月とは思えない冷たい風が吹いていてまるで冬のよう,オーバーコートを着込んでいざ出陣!

電車で6つ目のB駅のプラットホームに降りると、なんとAがそこまで迎えに来てくれていました。Aは「ここから家まで2マイル」と言い、直ぐにお家の近くに着きましたが、見せたいところがあると家の前を素通りし左にハンドルを切ったら公園にでました。そこはブルーベルが紫の絨毯を敷き詰めたように広がっていてフェアリーテールのお話にあるみたい。

「家の庭からこの公園に抜けられます」とA。素晴らしい借景です。雨が止んだ後の樹々の緑に見とれながら公園を一巡りしてからAの家に着きました。樹や草木の生け垣から見えるお家には"England Cottage"と表札があって、正真正銘のイギリスです!

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2012年5月 7日 (月)

120歳パーティ(1)

知人Aから夫にメール「120歳パーティをやるのでお酒とおつまみを持ってご参加下さい」と。夫は「この日の都合はどう?引っ越した家でやるから住所はよくわからないけど?」などと言いながら、受話器を持ちもうダイアルしています。

夫は「ハロー、変わりない?」と言った後で「ところで、120歳パーティってどういうこと?」と。それからあはははと笑いながら「伺うつもり!電車の時間を調べて又電話するよ」などと愉快そうに話しています。私は風邪引いて未だ完治しないけれど、パーティまで絶対よくなるわと決心、だってこんなチャンスは滅多にないですから。

こちらの習慣ではバースディパーティは毎年おこないますが、18歳から20歳の間におこなうパーテと40歳あるいは50歳でおこなうパーティは特別のものです。しかし120歳パーティは初耳。どのような趣向でどのような人達が集まってくるのか、興味深々です!

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2012年5月 5日 (土)

クリームティ

昔からの友人のJ&T夫妻とJの妹Mが暫くぶりにここシーサイドにやって来るとの電話。「わー、嬉しい会いたい!」と私。「会いたいね!」と夫。Mと夫で日時と場所を決めてくれました。いよいよ今日はその日、午後の3時半にミュージアムのカフェで会います。降ったり止んだりの空模様大きな傘を持って少し早めに家を出ました。

カフェは考えていたように混んでいましたが、それでもテーブルが一つ空いていたのでそこで待っていると間もなく3人がふーふーしながら美術館の階段を上がってくるのが見えました。「暫く,変わりない?」とお互い挨拶が済むとJが「はい!」と花束をくれました。そして笑顔で「家の近所に小さくて素敵なお花屋さんがオープンしたの」と。

それからクリームティを注文。ウエートレスがスコーンとお茶を運んでくると「コーニッシュクリーム!」とJが言うとMは「美味しそう!」、Tは「ほうー!」と。それからMは「マザー役は?」と言いながら私に。ティーカップにまずミルクを注ぎ、それからお茶を。Mがまた「スコーンはプレーンそれともカレント?」と。こうして楽しいひと時が過ぎていきました。

Cream_tea
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2012年5月 3日 (木)

ミニスカート

買い物を終えチャリティショップの前を通ると、顔見知りの女性がカウンターの中にいるのが見えました。彼女は61歳。何故彼女の年齢を知っているかと言えば、昨年この店で彼女が中年の男性に向かってタンカを切っていたのに出くわしたからです。「私は今年で60歳、今迄生きてきてそんなこと聞いたこともないわ!」と。

彼女は170センチほどの身長で太め。私はお店に入り「ハロー!」と声を掛けたとき、彼女の髪の色がペッパーからブラウンに、眼鏡のフレームが赤からグリーンに変わったことに気付きました。私を見て立ち上がった彼女は白のミニスカートで白のタイツの太い足が二本私の目の前にありました。

それを見た瞬間ちょっと言葉を失いかけましたが慌てて「とってもファッショナブル!」と言うと彼女はそれには応えず少し赤くなりました。それから前髪をかき上げ「暑くなってきて、もう夏が来たみたい!」と。5月になったらシーサイドは突然開放的になります!

Miniskirt
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2012年4月28日 (土)

エンターテイナー

日曜のお昼を知人L&Fのカップルから私達とC&K夫妻が招待されました。約束の時間に着くとその直後にC&Kもやってきました。今日はいつもと違いFがシェフ。運ばれてきたスターターはフィッシュケーキとカラマーレス・フリートスにグリーンサラダ。メインディシュは殻付き大エビ。トマトとサフラン等で味つけしたソースはスペイン風。デザートは自家製チーズケーキにアイスクリーム添え。

美味しいお料理とお酒、役者も揃っていたので、午後のひと時はあはは、おほほとお腹を抱えて七転八倒。C&K夫妻はまるで上方漫才のぼけと突っ込みみたいなカップルで、自分達の日常生活の出来事を面白可笑しく話します。他人のことでないので罪はありません。ぼけはご主人。突っ込みは奥さん。

Kはいつもこういう場には手抜きしないメイクアップとドレスアップでやってきます。彼女はよく通る声の持ち主で、話す時の表情やジェスチュアー、間、言葉の選び方は板についています。ですから専業主婦になる前はエンターテイナーだったのでは?と。そうでなければ聞き手をこれほど魅了しないと思います。

Entertainer
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